おととし廃炉が決まった福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」について、原子力規制委員会は12日、核燃料の取り出し計画などに問題はないとし、早ければ今月中にも廃炉の計画を認可することになりました。認可されれば、ことし7月にも核燃料の取り出しが始まります。 規制委員会はこれまで、計画にある530体の核燃料を取り出す手順や態勢、安全対策などを確認してきましたが、12日の会合で田中知委員が「計画についておおむね整理できた」とし、早ければ今月中にも廃炉の計画を認可することになりました。 認可されれれば、原子力機構はことし7月にも核燃料の取り出しを開始することにしていて、もんじゅの廃炉作業が本格的に始まることになります。