アメリカの敏腕プロデューサー、監督たちが、ネット時代のドラマについて語り尽くした(Monica Almeida/The New York Times) 主導権は、TV局から視聴者側へ もう長いこと私たちの「テレビの見方」は変わっていない。番組の放送日や放送時間を決めるのは放送局。視聴者はそれにチャンネルを合わせ、見終わったら次回の放送まで1週間辛抱強く待つ。番組が好評かどうかは視聴率で判断され、局に届く視聴者のナマの声といえば、人気俳優が降板になったときや、番組が打ち切りになったときの苦情がほとんどだ。 だがこれからは違う。DVD、DVR(デジタル録画機)、オンデマンド、さらにはストリーミングといった技術の普及で、テレビ視聴の主導権は放送局から視聴者側に移りつつある。 映像ストリーミング配信大手のネットフリックスは、オリジナルドラマ(「ハウス・オブ・カード」)を制作しただけでなく、1シーズ