ブックマーク / wiredvision.jp (9)

  • 折り畳み自転車を買おう | WIRED VISION

    折り畳み自転車を買おう 2011年4月28日 環境社会カルチャー コメント: トラックバック (0) フィード環境社会カルチャー (これまでの 松浦晋也の「モビリティ・ビジョン」はこちら) しばらく、多忙で連載を休ませてもらっていた。その最中の2011年3月11日に東日大震災という大災害が起きた。主に津波による死者・行方不明者は合計3万人近くにまでのぼり、福島第一原子力発電所では電源喪失による冷却機能停止により、大量の放射性物質が漏れ出す事態となった。 この連載は、第一回で書いたように「便利さの影にかくれて、我々の社会交通システムにはいくつもの穴が空いている」という問題意識から始まっている。だから震災についても、交通の穴について書いていくことにする。首都圏で大量発生した帰宅困難者についてだ。 東日大震災では、首都圏の鉄道網が軒並み停止し、大量の帰宅困難者が発生した。おそらく、震災当日

  • たった1万円で、あなたの自転車を2倍パワフルにする方法 | WIRED VISION

    たった1万円で、あなたの自転車を2倍パワフルにする方法 2009年3月19日 (これまでの 松浦晋也の「モビリティ・ビジョン」はこちら) 今回の話題は、自転車マニアならばタイトルを見ただけで「ああ、あれね」とにやにやし、一方で普通の人は「自転車は自分の脚で漕ぐんだろ。いきなりパワーが2倍になるはずがない」と思うであろう。 自転車のパワーを一気に2倍にする方法──それは実在する。マニアはそれを知っていて当たり前に使いこなしているが、普通の人は知らないのだ。 もったいぶらずに書いてしまおう。自転車のパワーを2倍にする、すなわち自分の脚力を一気に2倍にする道具──それはビンディングペダルというものだ。ビンディング、英語で書けばbinding。辞書を引くと「結合、製」といった意味に加えて「スキーでボードとブーツと接続する金具」と書いてある。そう、文房具のバインダーと同じ語源の単語だ。スキーのビ

  • バイコロジーの未来のために今できること | WIRED VISION

    バイコロジーの未来のために今できること 2009年1月 9日 環境社会カルチャーデザイン コメント: トラックバック (0) (これまでの 松浦晋也の「モビリティ・ビジョン」はこちら) バイコロジーという言葉をご存知だろうか。バイシクルとエコロジーを合成した言葉で、「自動車のようなガソリンを使う乗り物ではなく、自転車を使いましょう」という運動である。1971年にアメリカで始まり、日にも第一次オイルショックがあった1973年頃に入ってきた。一時期は大きく盛り上がったのだが、原油価格の安定と共に、バイコロジーという言葉は社会の表舞台から消えていった。その後、あまりぱっとしなかったバイコロジーだが、私は今こそ、交通機関の中に自転車を正当に位置付け、バイコロジーを進める好機ではないかと思っている。 以下、まずはその理由をまとめよう。 自転車に限らず、人の力を動力とする乗り物をHPV(Human

    hidedayo
    hidedayo 2009/01/12
    「しっかり作られた、質の良い自転車を」「きちんと自分の体に合わせて調整の上、正しい整備をして」「交通法規とマナーを守って乗る」これだけなのだ。
  • やってしまいがちな危険行為と、その根底にあるもの | WIRED VISION

    やってしまいがちな危険行為と、その根底にあるもの 2008年12月19日 社会カルチャー コメント: トラックバック (0) (これまでの 松浦晋也の「モビリティ・ビジョン」はこちら) 今回は、路上でついやってしまいがちな自転車の危険行為を列挙することにする。 自転車に乗っていると、「それぐらい大したことない」と思って、ついつい交通違反をやってしまいがちなのだが、実は自転車には自動車やバイクのような反則金制度が存在しない。反則金制度は軽微な法律違反に対して、反則金の納付という行政手続きによって刑事手続きを代行するという制度だ。来ならば、公訴されて裁判で刑事罰が決定するところを反則金納付で終わらせるわけである。 反則金制度が存在しないということは、自転車の交通違反で検挙された場合、いわゆる“青キップ”ではなく、いきなり“赤キップ”を切られるということ。つまり、反則金を払えばそれでおしまいで

    hidedayo
    hidedayo 2008/12/19
    道路交通法第六十三条の四とママチャリとが作り上げた「自転車は歩道をゆっくり走るもの」という観念は、同時に「自転車は車両ではなくて歩行の延長である」という認識をも呼び込むことにつながったらしい
  • 日本でママチャリが発達した理由 | WIRED VISION

    でママチャリが発達した理由 2008年12月 5日 社会カルチャーデザイン コメント: トラックバック (0) (これまでの 松浦晋也の「モビリティ・ビジョン」はこちら) 前回、安いママチャリは、事実上「誰もがろくに自転車を整備せず、調整もせず、正しい乗り方もしない」ことを前提に製造、販売されている、と書いた。なぜそんなものが売られているのか、なぜそんな製品に多くの人が疑問にも思わずに乗っているのか。それは、日の道路交通がそのような乗り方を許しているからだ。 道路交通法を読んでみよう。自転車は道路交通法によって「軽車両である」と規定されている(第二条の十一)。軽車両は車両の一種であって。道路のどこを通行するかについては第十七条に規定がある。 第十七条 車両は、歩道又は路側帯(以下この条において「歩道等」という。)と車道の区別のある道路においては、車道を通行しなければならない。 ただし

    hidedayo
    hidedayo 2008/12/07
    「歩道を走る自転車は、そもそも速度を出すことができない。速度を出さないのならば、速度を出さないことを前提に設計したほうが良い。」
  • 世界の低収入労働者に手軽に融資「マイクロファイナンス・サイト」 | WIRED VISION

    世界の低収入労働者に手軽に融資「マイクロファイナンス・サイト」 2007年10月26日 経済・ビジネス コメント: トラックバック (0) Julie Sloane 2007年10月26日 米MicroPlace社は10月24日(米国時間)、一般のインターネットユーザーと世界の低収入労働者を結び、労働者に対する1口100ドル以上の融資を仲介するサービスを提供するサイト『MicroPlace』を開設した。 MicroPlaceは2つの理由から注目に値する。1つには米eBay社の子会社であるということ、そしてマイクロファイナンス(小規模金融)サービスとしては初めて、普通の人たちが投資によって利益を得ることが可能になったということだ。 MicroPlace自体は営利企業だが、eBay社は、MicroPlaceから得たすべての利益を、eBay財団(またはそれ以外)などのさまざまな非営利組織に寄付す

  • 今こそ、科学についての哲学を──「地球温暖化」の見方 | WIRED VISION

    今こそ、科学についての哲学を──「地球温暖化」の見方 2007年9月 4日 環境サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) (前回の 小島寛之の「環境と経済と幸福の関係」は こちら) 現在、スピリッチュアルが大流行である。新興宗教団体の暴走によって引き起こされた地下鉄サリン事件の恐怖の記憶が薄れたのか、非科学的な超越物を根拠に語られる言説がテレビ界にも出版界にも溢れ、商品として消費されている。他方、地球温暖化現象のような、科学的検証が困難で、時間をかけた十分な議論を要するようなものが、「科学の名の下に」盲信されようとしている。 このような時代だからこそ、科学そのものを分析対象とする学問である「科学哲学」の、市民レベルでの普及が必要ではないか、そう思う。 「科学哲学」では、科学の方法論そのものを徹底的に疑ってかかる。そうすることによって、「科学的」とはどういうことか、「科学

    hidedayo
    hidedayo 2007/09/04
    「今は結論のでないことだし、いつか将来において決着のつくことだろう」という自覚の上で、ぼくらは何かの意思決定をする、そういうことなのだ。
  • 第5回 ライアーゲームっていうのは、要するに協力ゲームなのだ | WIRED VISION

    第5回 ライアーゲームっていうのは、要するに協力ゲームなのだ 2007年6月19日 経済・ビジネスカルチャー コメント: トラックバック (0) この連載では、ここ2回、ケインズ理論について思いっきり書いた。いわば、ストライクゾーンめがけて全力で直球を投げたようなもの。ぼく自身はとても気持ち良いのだが、読者の皆さんはそろそろ読み疲れしてるんじゃないか、という危惧がある。だから、ここらで1〜2球、緩いボール球を投げておいたほうが無難じゃないかなと考えた。(もっとケインズ読みたいぜ、っていう酔狂な人もいるだろうけど、そういう人は近いうちまたケインズの話で三振を取りに行くので待ってて欲しい)。 そんなわけで、今回はうってかわって、テレビドラマの話。 今期のドラマの中で出色だったのは、「ライアーゲーム」である。土曜の深夜枠でありながら、高視聴率を取り、最終回は3時間スペシャルが組まれているそうだ。

  • 第4回 『不況のメカニズム』は、いかにすごい本か | WIRED VISION

    第4回 『不況のメカニズム』は、いかにすごいか 2007年6月12日 経済・ビジネス コメント: トラックバック (0) 前回は、ケインズ経済学のおおざっぱな解説をしたあと、つい最近出版された、小野善康『不況のメカニズム』(中公新書)が、いかにすごいであるか、そして、いかにぼくにとってショッキングであったか、そのことを書いた。今回も、このことをもうちょっとお話ししようと思う。 ケインズ理論は、「不況」を殺人事件に喩えるなら、被告人「不完全均衡」が犯人であるということを、ケインズという検察官が立証していったものだといえる。いろいろな証拠を出し、それらを論理的に組み上げ、容疑者の犯行を立証していったのだ。 ただ、残念ながら、検察官ケインズの立証は、ところどころ論理的な飛躍があり、また都合の悪い証拠に対して、それを安易に無視したり可能性を限定して決めつけたりした部分もあったため、多くの陪審

    hidedayo
    hidedayo 2007/06/13
    『不況のメカニズム』は、ケインズの立証のどこが失敗だったのかを明らかにし、それでも「不況」の真因としての「不完全均衡」はありうるのだ、ということを論証し直してみせた本
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