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2007年11月30日、qmail の作者 Daniel Julius Berstein 氏 (当文執筆現在、イリノイ大学の数学教授) は、qmail のライセンスを放棄し、再配布を自由化した。これまで、qmail は、改造を加えての再配布を極度に制限した D.J.Bernsein 独自規定によるライセンスの下に配布されており、ここ数年来、「GNUにして普及を促すべき」との議論も行われていた。そうした再配布の制限が、Linux ディストリビューションによる qmail 正式採用を阻害してきたことは疑いようもない。(敵対というわけではないけれど) これが、qmail 発祥の Maildir 方式を取り入れた Postfix の一人勝ち状態を生んだこともまた明白だ。本当の意味でのフリーとなった qmail はこれから、あらかじめ各種の機能拡張パッチを適用したり独自のチューニングを施したバイナリ
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