■宮崎駿ものけ反った『ゴジラ』 公開直後から絶賛の声があがっている『シン・ゴジラ』(庵野秀明総監督・東宝系)。興業的にも成功を収めていることから、早くも続編を期待する声も飛び出しているようだが、その可能性はあるのだろうか。あるとすれば、どんな内容になるのか。 もちろん現時点では続編はファンの夢に過ぎないだろうが、予想するにあたっては、オリジナルの『ゴジラ』(1954年公開 本多猪四郎監督/円谷英二特撮)の続編がどんなものだったのかを学習するのもいいかもしれない。 日本SF大賞受賞者の長山靖生氏は、新刊『ゴジラとエヴァンゲリオン』で、『ゴジラ』と『エヴァンゲリオン』の歴史や関連を読み解いているが、その中に『ゴジラ』の続編についても紹介している。以下、同書の記述をもとに『ゴジラ』第1作の公開から続編の誕生までを見てみよう。 『シン・ゴジラ』公式サイトより *** 若き日の宮崎駿は『ゴジラ』第1