阪神・藤浪晋太郎投手が15日、20歳最初の登板となった広島戦(マツダ)で7回4安打2失点。今季3度目の登板で初白星をゲット、チームの6連勝に貢献した。 「正直ホッとしています。勝てない苦しい時期もあった」 この日最速155キロの直球以上にさえたのは、和田監督が「ほとんど低めに集まっていた」と絶賛した変化球。圧巻は、2回2死二塁のピンチで石原を空振り三振に仕留めたフォークボール。球速は148キロだ。 実はこれ、新たに習得したスプリット。「ヤンキースの田中さんとかを参考にしました」。昨季楽天でシーズン24連勝を飾った田中将大の投球を映像などで研究しフォークの握りを浅くした。この日も新球で多くの空振りを奪い「よかった。しっかり投げられた」と手応えはバッチリだ。 思わぬ効能が生まれそうだ。藤浪はここまで2試合計11失点で2敗と不振にあえいでいたが、球団関係者は「毎イニング、リリースポイントが違う。