なんというか僕はもうけっこうな年なんで、いまさら失恋がどうたらというのは、学生時代に教科書の端っこに「芥川龍之介」の名前を何度も書くくらいの黒歴史(参照)みたいなものなんだけど、たまにだけど、どうしたら失恋から立ち直るかについて、ぼんやりと考えることがある。 おい、失恋から立ち直ってないのかよと言われると照れるが、村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(参照)ではないけど、「あなたは何かしらの問題を心に抱えている。それは自分で考えているより、もっと根の深いものかもしれない」的なもんがありそうな気がするのだ。結論からいうと、どうにもならないんだけど。 しかし失恋から立ち直るというのは、これもけっこう普通の人の人生の大きな苦難で、歌とか聞いても出てくるし、小説とかにもある。でもそういう文学的なもんじゃなくて、なんかこう、心理学的にすぱっとなんとかなる方法とかあるんじゃないかとも