世界の迷惑メール(スパム)の半数あまりを流通させていた巨大ボットネット「Rustock」がダウンし、スパム送信を停止したもようだ。米Symantecやスパム情報ブログのKrebs on Securityが3月17日(現地時間)に伝えた。 Symantecは、16日の時点でRustockからのスパム送信が止まったのを確認したと報告。Krebs on Securityも世界の迷惑メール流通量が激減したと述べ、「スパム対策活動家が、恐らくインターネット史上最大のボットネットをダウンさせることに成功した」と伝えている。 ボットネットとは、マルウェアに感染させて攻撃者が遠隔操作できるようにしたPCのネットワークのこと。スパムの大部分はこうしたネットワークを使って送信されている。中でもRustockは世界最大級の勢力を持っていた。 Symantecによると、2010年末の時点で世界の全スパム流通量の4