クラウドコンピューティングの登場などによって、SIerや社内情報システム部の存在意義が大きく変わろうとしている。従来の下請け的な仕事では、もはや生き残るのが難しいとも言われている。そこで必要となってくるのが“社内営業力”だ。 情報システム部門は「社内営業」しよう! 情報システムを取り巻く環境は、10年前のそれとは異なっています。クラウドコンピューティングの登場、OSの多様化、仮想化技術の進歩、そしてオフショア開発の加速など、環境の変化は加速する一方です。 従って、企業内の情報システム部門の役割も、変化が求められる時代となりました。著者の観察によると、大きく変化するのは特に以下の2点です。 「システム屋」から「業務企画屋」へ 「下請け」から「相談役」へ この変化に対応するために最も有効な施策の一つが、「情報システム部門員による社内営業力アップ」です。本稿では、なぜ情報システム部門に社内営業が