Microsoftの新しい最高経営責任者 (CEO)にSatya Nadella (サトヤ・ナデラ)氏が就任した。Microsoftのエンタープライズ事業の躍進をけん引してきた人物であり、ソフトウエアエンジニアとして、そしてリーダーとして、同社のCEOにふさわしいと認める人は多い。しかしながら、CEO探しの過程における報道で、同氏の名前を有力候補に挙げた媒体は少なかった。 今、Microsoftは「デバイスとサービスの企業」に変わろうとしており、CEOの交代もその一環である。新しいCEOは継続・成長ではなく、解体と創造を押し進められる人物が望ましい。経営と企業戦略の実力が未知数なNadella氏の任命は、多くのアナリストやIT記者を驚かさせた。 Windows 95以前から在籍する古参 Nadella氏はインドのハイデラバード出身の46歳。大学卒業までインドで過ごし、米国の大学院に進み、S