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ブックマーク / kikuchidesu.hatenablog.com (9)

  • 一泊二日、ホーチミンを食べる。全てが可能なベトナムの混沌の夜。後 - 今夜はいやほい

    行くあてもない二人、カフェマンションへ行く ホーチミンが手を振る広場へ 雨上がり、ライムを絞ってブンボーフエ 加藤と別れのミルクコーヒー ベトナムといえば、バインミー コムガー、チキンにライスは普遍的なうまさ ふたたび共産カフェで甘酸っぱいライムジュース 教会広場の祈りと喧騒 路上で飲むサイゴンカクテル 全てが可能な混沌の夜 前編 一泊二日、ホーチミンをべる。伊勢うどんに影響を受けたベトナム麺料理 カオラウとは 前 - 今夜はいやほい 行くあてもない二人、カフェマンションへ行く ホーチミン、マジェスティックホテルで目が覚めた。朝ごはんをべにレストランエリアへ向かった。 一日目でくたくたに疲れてしまったので、二日目にしてロスタイムのような気分だった。 「今日どうしようか」僕は生春巻の皮が口に張り付くのを感じながら加藤に話しかけた。 「そうですね、どうしますかね」 ノープランで来て、ガイド

    一泊二日、ホーチミンを食べる。全てが可能なベトナムの混沌の夜。後 - 今夜はいやほい
  • 二泊三日、バンコクを食べる。路端の野良ガパオライス。チャオプラヤ川で溺れませんように。 - 今夜はいやほい

    ガパオの香りが甘やかな、これを求めてタイに来た タイ・ティー・ア・ラ・モード 豚をカリカリにあげたやつ 雑居ビルのバーでタイの植物を漬けたカクテルを飲む KPOP鳴り響く、カオサンロードの夜は長し タバコの匂い、チャオプラヤ川に寺が輝く バンコクで茶をしばく、朝から喫茶店をはしご なんと美味しいマッサマンカレー 堂のファストガパオ 路端でお母さんが鍋一つで作る、野良ガパオライス バンコクにやってきた。数年前、タイ料理がいたく好きになり、時折、猛烈にタイに行きたい衝動に駆られていたのだけど、コロナのせいで思いは成就することなく月日が過ぎていった。 くわえて、足繁く通っていた池袋のメコンというタイ料理屋が閉店したことにより、タイ料理への思いは増し増しとなっており、破裂せんばかりとなっていた。ついに、ようやく、夏休みを使って、バンコクまでやってくることができたのである。ということで、僕は、ふつ

    二泊三日、バンコクを食べる。路端の野良ガパオライス。チャオプラヤ川で溺れませんように。 - 今夜はいやほい
  • 一泊二日、ホーチミンを食べる。伊勢うどんに影響を受けたベトナム麺料理 カオラウとは 前 - 今夜はいやほい

    フランスパンにパテを塗って朝を 伊勢うどんがルーツという噂、カオラウをべる ベトナム戦争では日人記者が活躍していたらしい 紳士的ココナッツジュース詐欺 共産主義の意匠をまとった共産カフェでベトナムコーヒーを さあ、思いっきりバスを叩け! 戦争取材の拠点、マジェスティック・ホテルへ ベンタン市場に行って、チェーをべる ジャコウネココーヒーを飲み、いたく感動する ベトナムのスコールの洗礼 ベトナムといえばフォー、ハーブを乗せてべる ベトナム生ビールビアホイを飲む、ベトナムのエネルギーを知る カイコー・タケシ・マティーニで夜は更けて フランスパンにパテを塗って朝を 高さ30センチほどだろうか、プラスチックの赤い簡素な椅子に腰掛けた。ベトナムはホーチミンにやってきたのだ。気怠そうな店員がフランスパンを持ってきてくれた。腕くらいの大きさがある。なんとも堂々としたフランスパンだ。それにして

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  • 一泊二日、盛岡を食べる。ウニが詰まった牛乳ビンが転がる街。 - 今夜はいやほい

    卵液に肉を浸す焼肉、そして盛岡冷麺 旅先の喫茶店でだらだら読む、弘兼漫画 酒を注ぐ老婆のうつくしき指先、平興商店 誰もいない、もりおか歴史文化館へ 川辺でコーヒーを飲む 白龍じゃじゃ麺、スープを注ぎちーたんたん 盛岡のバイキングがあざみを踏みつける 福田パンのいわて牛焼肉サンドうまい あふれんばかりの牛乳瓶入りウニをべてしまう 初めて、盛岡に来た。盛岡というと、僕にとってはユーミンのアルバム「悲しいほどお天気」に収録されている”緑の街に舞い降りて”である。 輝く五月の草原を さざなみ遥かに渡っていく 飛行機のかげと雲のかげ 山すそかけ降りおりる 着陸間近のイアホンが お天気知らせるささやき Moriokaというその響きがロシア語みたいだった 確かに、ロシア語といえば〜シュカとか〜チカという印象があるので、モリオカにおいてもこれはロシア語的であると言えなくもないのだが、なかなかかのこじつけ

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  • 京都で夜に殴られて。三つ葉の酒とたまごサンド。 - 今夜はいやほい

    お使いのようなもので京都に来た。 日中に烏丸三条で用事を済ませ、たちまち夜だった。道を歩いていたら、後ろから来た男に何事かを叫ばれ、肩を殴られた。京都というのは恐ろしい街である。道を歩いていたら殴られた事はありますか?普通ないですよね。中学生のころ、道を歩いていたら、キリを持った隣の中学の男に追いかけられて以来の突発性路上暴力である。 こんな思い出で終わらせるわけにもいかないので、何かちょっと美味しいものでもべるかと思った。しかし、京都はまったく土地勘がないんだよな……などとうろうろしながら、なんとなく賑やかそうな祇園の方面へ向かうことにした。ささやかな小川が街の中を流れている。まごうことなき京都である。店のあかりが水面にゆらゆらと滲んでいた。 川を眺め、何をべればいいだろうかと考えた。そういえば、昔、京都でいいバーがあると教えてもらったことがあったのを思い出した。幾星というバーで、と

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  • 今年食べた、東京の思い入れ深いカレー七皿。 - 今夜はいやほい

    2020年はなんの年だったのかと問われれば、多くの人にとってコロナの年ということになるだろう。しかし、僕の場合は、コロナの年であるとともに、カレーの年でもあった。しらない駅で降りれば、いの一番にカレー屋について検索をする、そんな状態だった。コロナに引けをとらないくらいに、カレーのインパクトがある年だった。 夏などにあっては、この暑さをしのぐには、もうスパイスの効いたカレーを全自動機械のごとく、口の中に放り込み続けるしかないのだと、若干病的にカレーべていた。 カレーべる為だけに大阪に行ったりもした。 kikuchidesu.hatenablog.com せっかくたくさんべたので、特に思い入れのあるカレーを共有させてはもらえないでしょうか!! 渋谷 ポークビンダルーべる副大統領 ポークビンダルという、ポルトガル文化が流れ込んだ南インドのカレーべた。フルーツっぽい甘酸っぱさがあっ

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  • 岐阜まで行って、黄金色のカツ丼を食べる。大垣市 朝日屋 - 今夜はいやほい

    11月のあたまに、ちょっとした用事があって岐阜に行った。岐阜の大垣という街である。結論からいうと、カツ丼、およびとんかつが美味かったということについての報告である。 大垣 朝日屋 歴史を感じる店構えだ。こういう店は、可もなく不可もない、全くもって古典的な事をやや高めの価格帯で出してくるパターンが多い気がする。偏見かもしれないが、必ずしも外れてもいないのではないかと思う。うまいのだろうか、しかし、休日にこの辺りに空いてる飲店がそもそもあんまりないのだよなと思い、ふらっと入ってみることにした。 店の中も、なかなか味のある大衆堂といった感じである。ちょうどお客さんが出て行ったタイミングだったので、待たずに座ることができた。お茶を飲み、喉を潤し、メニューを凝視した。 家族での来訪が多いのか、小さい子供があれだこれだと楽しそうにはしゃいでいた。何を頼むべきか、他の客が頼んでいるものをツブサに観

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    high-ho
    high-ho 2020/11/28
  • 命ドブ捨て、スパイスカレー大阪涅槃紀行、時々ミックスジュース - 今夜はいやほい

    通天閣の真下、僕は、青背景黄色字のこてこて手書きフォントに目を奪われていた。 「秋には涅槃の旅が似合う…命ドブ捨て激闘紀行傑作戦」 意味不明と意味深の境界にある文句である。大阪でスパイスカレーが流行っており、カレー戦国時代の様相を呈していると東京で聞きつけて、ただカレーべるためだけに大阪にやって来た僕にとって、この謎文句は真に迫る何かであることのように思えた。涅槃といえばインド、インドといえばカレー、つまり、涅槃といえばカレーなのではないか、カレーべる為だけに大阪に来たのは、まさに、涅槃の旅であるのではないか、と。 「色男 ホ・セク」「あんなん、こんなん」「官能の奴隷」などのおどろおどろしい手書きフォントを眺めつつ、涅槃の多様性に思いを致すのであった。まだ朝の秋風の吹く新世界の路上では、女装家がギリシア彫刻さながらの気高き様で、黒いスパッツを剥き出しで衣装変えにいそしんでいた。そこ

    命ドブ捨て、スパイスカレー大阪涅槃紀行、時々ミックスジュース - 今夜はいやほい
    high-ho
    high-ho 2020/10/12
  • 山形県の旅館で、世紀を超えて現れた、遊郭の長。松山旅館。 - 今夜はいやほい

    旅行で、山形県は酒田に来ていた。 旅行二日目、泊まるところを決めていないことを思い出した。旅行の最も基的な事項をすっかり忘れていたのである。僕は、どこかに行きたくて航空券を取るというよりは、安いチケットがあるからそこに行くことにするタイプであり、宿もまあ行ってみればどこかしらに適当に泊まれるでしょといった感じの楽天旅行者だったので、いつも旅程が場当たり的なのだ。 うーん、どこに泊まるかなあとスマホをいじる。そういえば、この間、別府で遊郭建築に泊まったな、酒田にはそういった旅館はあるのだろうかと検索をしてみた。 Googleによれば、どうやら酒田にも昔、遊郭があったらしく、松山旅館という所が、その遊郭的意匠を残しているということを知った。ネットから予約はできないようだったので、電話をかけてみることにした。 トゥルルルルトゥルルルルトゥルルルルトゥルルルルトゥルルルルトゥルルルルトゥルルル

    山形県の旅館で、世紀を超えて現れた、遊郭の長。松山旅館。 - 今夜はいやほい
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