岐阜県図書館(岐阜市)で会計や施設管理を担当する男性主査(54)が、施設の6、7月分の電気料金約550万円の支払いを滞納した揚げ句、中部電力から督促を受けて自腹で立て替え払いしていたことが20日、分かった。 館内の食堂を経営する業者から使用料を徴収していなかったことも判明、県は不適切な事務が本年度に延べ79件あったとして、主査を同日付で減給20%(6カ月)の処分とした。 県によると、主査は電気料金の支払いを怠り、8~9月に十数回にわたって督促を受けた。9月2日「明日にでも電気を止める」と言われ、6月分の約250万円を自分の金から振り込んだ。9月21日にも同様に7月分約300万円を払った。不審に思った中部電力が図書館に連絡し、発覚した。 県はほかに不適切な事務がなかったか調査。<1>決裁を得ずにトイレや監視カメラの修繕を業者に依頼し、支払い手続きが遅れ27万円の遅延金が発生<2>館内の食堂経