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ブックマーク / sr-ktd.hatenablog.com (3)

  • そこに「孤独」の位置はあるか?――新海誠とRADWIMPS、そして『天気の子』 - merkmal

    0. 新海誠の監督最新作『天気の子』は、「セカイ系」を2019年現在を舞台にポジティブに捉え直した作品だという評を多く見かける。 「君と僕の(恋愛)物語の正否が社会という中間項を抜きにして『世界の危機』のような抽象的な問題と直結してしまう」 これが「セカイ系」の標準的な定義といえるが、作に肯定的な評者は(「セカイ系」という言葉を使っている/いないに関わらず)作から抽出した上記のような図式をいわゆる「トロッコ問題」へと敷衍し、「個人を犠牲にする『社会』よりも個人を選ぶ」という結末に落とし込んでいる点、またそれ以上に、理屈抜きでただ一人の大切な「君」を求める「僕」の若いエネルギーを肯定的に描いている点を概ね評価しているようだ。 『天気の子』を評価するには上記のような読みしか許されていないかと言えば、もちろんそうではない。しかし強力にそのような読解をアシストする作りになっていることも間違いな

    そこに「孤独」の位置はあるか?――新海誠とRADWIMPS、そして『天気の子』 - merkmal
  • レクイエム・フォー・イノセンス――『リトルバスターズ!』との10年 - merkmal

    稿は、サークル「Rhetorica」の発行する雑誌『Rhetorica#04』に寄稿したエッセイを編集部の許可を得て転載したものです。『Rethorica#04』の特設サイトはこちら。 大学に入学した2007年、僕は決定的な一作に出会った。京都アニメーション制作によるアニメ作品『CLANNAD』である。原作はゲームブランド・Keyによる2004年発売のアドベンチャーゲーム。感動作という評判とともに、タイトル自体はアニメ版の視聴以前から耳にしていた。それでも頑なに避けてきたのは、ひとえに原作のジャンルが「恋愛アドベンチャー」というものだったからである。複数の「攻略ヒロイン」が存在し、そのすべてと恋愛関係になれるという形式に眉をひそめただけではない。そもそも「恋愛」というものに対して懐疑的な気持ちがあったのだ。 僕は小4の1学期まで親の仕事の都合でドイツに住んでいて、私立の日人学校に通って

    レクイエム・フォー・イノセンス――『リトルバスターズ!』との10年 - merkmal
  • なぜ人が『Fate/Grand Order』の話をしていると僕の心はざわつくのか - merkmal

    タイトル通り。ぱっと思いつくかぎりで理由を箇条書きにしてみる。 なんかKeyが負けた感じがする ゼロ年代批評って無力だったのだなと突き付けられる やり始めた人が知らない言葉を話すようになるのが怖い 原作(stay night)が好きだからこその複雑な気持ち 順に詳しく見ていく。 1. なんかKeyが負けた感じがする まあぶっちゃけ逆恨みである。ノベルゲームブランドの中ではTYPE-MOONが一人勝ちみたいな状況になってしまった。まあ何をもって勝ちとするかというのはあるが、とりあえずここでは売上である。経済効果。自分はそういうの重視しないって主義だけどノベルゲーム歴史とか知らない人までちやほやしだすのはやっぱり「金になる」からで。痛快っちゃ痛快なんだけどそこにはKeyがいてほしかったなんてことも思ってしまう。まあそうなったらもはやKeyじゃないのかもしれないけど…僕はやっぱり常にマイノリテ

    なぜ人が『Fate/Grand Order』の話をしていると僕の心はざわつくのか - merkmal
    highcampus
    highcampus 2017/05/31
    なんかTLで燃えてた。一応フォローしてる人だし擁護しておくけど、こういう感性でこういうぼやきをすること自体は別にいいんじゃないですか。囲んで棒で叩くようなことでもないと思います。
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