うまい料理は皿まで舐める、これが礼儀だ。 しかし皿には毒が塗られていた。 ・全体的に見て ゲームとしてはイベント絵が少ない、ノベルなのに文字が読みにくい、コンフィグ項目が少ない等々あまり完成度が高いとは言い難い。トノイケダイスケ & ☆画野朗のF&C離脱から色々と面倒なことがあったのは想像出来るけど、だからといって作品の評価には全く関係しない。その分6800円と廉価という意見もあるが、どうせなら8800円でも細かな不満は潰して欲しかった。 語り口調に関してはちょっと説明臭いかな、と思う場面もあるけどおおむね良好。主人公の圭吾が振り返ったり思い悩んだりしやすい人なので少々鬱陶しい語りになるのはしょうがない。ある意味それは 『さくらむすび』 という作品にとって重要である、というか思い悩まない性格ならあっさり紅葉と結ばれて終了でしょう。可能性を模索し、過去を探る鍵となる存在としては必要なこと。そ