iPadはすっきりとしたデザイン。まさに「機能主義」のインダストリアルデザイナー、ディーター・ラムスの「良いデザインの10ヵ条」を体現しているようです。 iPadは、アップルのデザイナー部門VPのジョナサン・アイヴ氏が、究極のインダストリアルデザインを追求してできた作品といっていいでしょう。ミニマルなミニマリズムを追求し、モバイル・コンピューターをキーボードなしのスクリーンだけにしてしまいました。 が、製品としては多少の問題点もあります。マーケティング上の判断に起因するものもあれば、製造上の制約に起因するものもあります。 続きで、手にとってみての使用感も含めたデザインのポイントと、その課題について考えてみます。 iPadは本当に、「良いデザインの10ヵ条」にあてはまるのでしょうか? ひとつひとつ検証してみました。 1.良いデザインは革新的であるマウスなしのタッチスクリーンというコンセプトは
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