筆者はプログラマー時代、ある月次処理のプログラムにバグ(不具合)を作り込んでしまったことがあります。リリース前に十分テストしたつもりでしたが、念のために実データをチェックしていたら、想定していた形式とは異なるデータがあることに気付き、バグの存在が判明しました。 幸い、動作する前に見つけられたので事なきを得ましたが、「もし、あのとき想定外のデータに気付かなかったら……」と思うと、ゾッとします。 エンジニアの皆さんなら同意いただけると思うのですが、「気付く力」って大事ですよね。「バグを作り込まない」はもちろんのこと、「不幸にも起こってしまった不具合のバグを見つける」場合でもそうです。気付く力があるからこそ、「大難を小難に」「小難を無難に」できるのだと思います。 実はこれ、感情も同じなんです。 「怒り」「不安」「恐れ」「悲しみ」「嫌悪感」などのネガティブな感情を抱いたときに、できるだけ早く気付く