サンディエゴの裁判所の陪審団は2月22日、Microsoftに驚くほどの一撃を見舞った。特許訴訟でAlcatel-Lucent側を支持し、15億2000万ドルの支払いを命じたのだ(2月23日の記事参照)。これは、Alcatel-Lucentが要求していた額の約3分の1だ。 特許訴訟の支払い命令としては史上最高額となるこの判決が下されたのは、MicrosoftがAT&Tとの別の特許訴訟で、米最高裁での口頭弁論を行った翌日のことだった。 この2つの訴訟の運命は互いに絡み合っている。一方の訴訟の結果がもう一方にも影響を与えるかもしれない。争点となっているのは、米国で製造され、国外で販売された特許侵害製品の法的責任だ。Alcatel-Lucent訴訟の賠償額の約半分は、Microsoftが国外で販売した製品に関連したものだ。この比率は、Microsoftの売上高の約55%が国外で発生していることと