駅のホームに転落事故などを防ぐために設置されているホームドアで、発着する列車に応じて扉の位置を変えることができる新たなタイプが開発され、埼玉県所沢市の私鉄の駅で実証実験が始まりました。 新たなホームドアは、東京大学と大手鉄鋼メーカーの研究グループが、4年前から開発を進めてきました。 埼玉県所沢市にある西武鉄道・新所沢駅のホームの一部に設置され、発着する列車のドアの位置に合わせて、実際にホームドアの扉の位置を動かす実証実験が、31日から始まりました。 ホームドアは、線路への転落事故を防ぐ決め手と期待されていますが、ドアの位置が異なる車両には対応できないことが普及に向けた課題となっていました。 開発されたホームドアは、扉を収納する戸袋ごと動く仕組みで、ドアの位置が異なる車両が発着する駅にも設置することが可能になりました。 新所沢駅には1両にドアが4つある車両と3つある車両が乗り入れていて、列車