イランの首都テヘラン(Tehran)北部の富裕層が住むエラヒエ(Elahiyeh)地区で車内から撮影した、犬を散歩させる女性(2013年6月24日撮影、資料写真)。(c)AFP/BEHROUZ MEHRI 【11月10日 AFP】イランでは今後、犬を飼っただけでむち打ち74回の刑に処されることになるかもしれない。改革派の日刊紙シャルグ(Shargh)によると、犬を自宅で飼ったり公共の場で散歩させたりすることを禁じる法案を、タカ派の議員たちが議会に提出したのだ。 イスラム教は犬を不浄とみなしており、イランで犬を見かけることは少ない。だが、室内で密かに犬を飼う家庭もあり、富裕層が多く住む地域では屋外で犬を散歩させる姿もみられる。これまでは、公共の場で犬を散歩させている飼い主は「道徳警察」が呼び止めて警告したり、場合によっては犬を「没収」したりしてきた。 だが、保守派が多数を占めるイラン議会でも