マイコンメーカー各社は、マイコンの評価ボードを使いやすくするために工夫してきた。USBでPCにつながるようになっていて、開発ツールも付属するものが多い。登録ユーザー向けに無償ダウンロードで開発ツールを提供するメーカーもある。しかし、それでも使いやすいとは言いにくいのが現状だ。 開発ツールは使い始めが面倒だ 使いやすくないのは、面倒な作業が幾つか残っているからだ。まず、開発ツールをパソコンにインストールしなければならない。自分のPCのOSに開発ツールが対応していない場合は、PCを新たに用意するなどの面倒を強いられる。 開発ツールの環境が整ってもそれだけでは何もできない。マイコンを操作するには、適切なレジスタに適切な値を書き込む必要がある。適切な値を探すには、何百ページにもなるマイコンのマニュアルと格闘しなければならない。 プログラムができたら、開発ツールでコンパイルして実行ファイルを作成し、