コミュニティーサイトを利用して事件に巻き込まれる少年・少女が後を絶たない。警察庁によると、昨年1年間の被害者が最も多かったのは、一度に複数の人とやり取りできる「ツイッター」で、前年の2倍超の226人だった。全地球測位システム(GPS)機能で近くにいる利用者と会話できる「ぎゃるる」も前年の2倍以上の203人だった。 両サイトに共通するのは身分証による本人確認が不要なこと。ツイッターは原則13歳未満、ぎゃるるは18歳未満の利用を禁じているが、年齢を偽れば使える。ツイッターには、成人の利用者に18歳未満と交流させないゾーニング機能もない。 警察庁がサンプル調査したところ、被害を受けた少年・少女のサイトの利用目的は「援助交際」が過半数、加害者と接触した理由は「遊興費目的」が6割だった。実際、サイトには援助交際を誘う書き込みや若い男女の写真が多く並ぶ。 警察庁によると、年齢確認の厳格化やゾーニング機
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