IBMは2019年2月12日(米国時間)、米国カリフォルニア州で開催した年次カンファレンス「IBM THINK 2019」において、Watsonをあらゆるクラウド環境に展開可能にする“Watson Anywhere”ビジョンを発表した。オンプレミス、プライベートクラウド、他社も含むパブリッククラウドというあらゆる“データのある場所”にWatsonサービス群を配置可能にして、セキュアかつ効率的なAI/機械学習のビジネス活用を促すものだ。 本稿ではこのWatson Anywhereに関する詳細のほか、THINK 2019におけるAI/Watson関連の主要な新発表とその戦略をまとめてお伝えする。 「ICP for Data」を介してあらゆるKubernetes環境へWatsonを展開 IBM Data and AI GMのロブ・トーマス氏は、AI/Watson分野の基調講演「Journey t