スマホに押されるコンパクトデジカメはどうするか。ややもすれば語り尽くされた感のあるテーマだが、各社は大型センサーや質感などが特徴の「本格・高級指向」、10倍ズームを超えるような「高倍率ズーム」、撮る場所を選ばない「タフネス」の3要素に着目し、スマホカメラとの差別化を図った製品を多く投入している。 ソニーの新製品“サイバーショット”「DSC-HX50V」は30倍ズームレンズを搭載する、いわゆる高倍率ズーム機に属する製品だが、露出補正ダイヤルやアクセサリーシュー(マルチインタフェースシュー)を搭載、細部のデザインもクラシカルな雰囲気を強めており、カメラとしての所有欲をくすぐる仕上がりだ。 720ミリ相当の望遠端 製品の位置づけとしては昨年春モデル「DSC-HX30V」の後継にあたり、全体的なデザインイメージは共通するが、HX30Vに比べて直線の占める割合が高くなってシャープな印象が強くなってい