発売日に手にしてから早2カ月が経った。ほぼ毎日持ち歩き、どうでもいいものを果敢に撮っている。この間、梅雨空が続き好天に恵まれなかったものの、逆に高感度域での実力をひんぱんに見ることができた。屋内でも楽に撮れるので、まさに「日常メモカメラ」として手放せない状態だ。 もちろん、旅行や出張にも必ず携帯した。その場合、デジタル一眼レフカメラのサブ扱いになるわけだが、目的地までの移動中や、空き時間などに生じたちょっとした散策中などなら、気軽に胸ポケットから取り出せるFinePix F30が大活躍する。旅行中はテンションが高まっているので、以前なら「この暗さではまず撮らなかった」というシーンにも果敢に挑戦できるのがうれしい。結果としてFinePix F30を持ち歩くことは、撮影への強烈なモチベーションを得ることにつながると思う。おおげさだけど「24時間写欲を満たし続けてくれるカメラ」とでもいっておこう