富士フイルムのFinePix F200 EXRは「人間の目」へ近づくことを目標に、新撮像素子「スーパーCCDハニカムEXR」を採用。3つの撮影モードを使い分け、解像感、広ダイナミックレンジ、高感度・低ノイズの実現を目指している。 「EXRオート」モードで撮影すると、有効画素すべてを使って1200万画素の画像を生成する「高解像度優先(HR)」、画素混合によって解像感が低減されるもののダイナミックレンジを拡大する「ダイナミックレンジ優先(DR)」、同様に画素半分でノイズを低減する「高感度・低ノイズ優先(SN)」の3種類がシーンに応じて選択される。 この撮影モードは、人物や風景、マクロといった6つのシーンを自動認識してくれるので、明るい風景撮影だったら解像度を優先し、暗い室内で料理を撮影する場合などではマクロモードで高感度・低ノイズで手ブレを防ぐ、といった撮影が可能になる。 基本的な撮影は、モー
・新しい撮像素子「スーパーCCDハニカムEXR」を初搭載、ダイナミックレンジの拡大や高感度ノイズの低減、解像感の向上などを図る ・人気フィルムの発色で撮影できる「フィルムシミュレーション」 ・操作ボタンのレイアウトや形状を一新、操作性を改善 ・フラッシュの調光量を自動調整し、マクロ撮影時も美しくフラッシュ撮影できる「スーパーiフラッシュ」 フィルム写真に対し、デジタル写真のウイークポイントといわれるのが「階調」だ。フィルムと比べると階調の豊かさに欠け、白飛びや黒つぶれに弱いとされる。もっとも、デジタルカメラの黎明(れいめい)期と比べれば技術は格段に進歩しており、階調表現の指標とされるダイナミックレンジはかなり広くなった。 富士フイルムは、ダイナミックレンジの拡大を目指した撮像素子「スーパーCCDハニカム」を独自開発し、以前から同社製のデジタルカメラで採用してきた。一般的なCCDやCMOSで
2008年夏に発表された「スーパーCCDハニカムEXR」。その新開発の撮像素子を初めて搭載したモデルがFinePix F200EXR(以下F200EXR)である。シャープな印象を与える「ナローシェープデザイン」を採用したボディ外観は、2008年春に発売された前モデルFinePix F100fd(以下F100fd)を踏襲する。だが、機能や操作性に関しては、かなりの進化(または変更)が見られる。 代表的なのは、撮影モードとして新たに「EXRモード」が搭載されたこと。これには「高解像度優先」と「高感度低ノイズ優先」と「ダイナミックレンジ優先」の3種の撮像方式と、被写体と周囲の状況によってそれが自動切り替えされる「EXRオート」がある。この他にも、リバーサルフィルムのような色効果(再現)が得られる「フィルムシミュレーション」をスリムタイプのモデルで初めて採用。このように、かなり描写性能にこだわった
富士フイルムが2月21日に発売するコンパクトデジカメ「FinePix F200EXR」(以下、F200EXR)は、新開発の撮像素子「スーパーCCDハニカムEXR」の搭載や、写真をきれいに撮るための新機能が充実していることで話題になっている。 前回に続き、F200EXRの速攻レビューをお送りしよう(前回の記事はこちらでご覧になれます)。 本体デザインは従来を継承するも、ボタン配置は大幅に改良 緩やかなカーブを描く独特のデザインは、一見するとゆがんだように見えて、違和感を感じるかもしれない。だが、このカーブのおかげで、実際に手に持つとしっくりと手になじみ、ホールド性は意外と高い。
新しい撮像素子「スーパーCCDハニカムEXR」を初搭載した、富士フイルムの新型コンパクトデジカメ「FinePix F200EXR」。得意の高感度をさらに進化させつつ、解像度やダイナミックレンジを高める工夫が凝らされている(画像クリックで拡大) 富士フイルムは2009年2月4日、新型コンパクトデジタルカメラ「FinePix F200EXR」(以下「F200EXR」、予想実売価格は4万3000円前後)を発表した。本機は、人間の眼のメカニズムに着目した新しい撮像素子「スーパーCCDハニカムEXR」を初めて搭載して注目を集めている。発表会でいち早くF200EXRの実機に触れたので、速攻レビューをお届けしよう。 期待の新型撮像素子「スーパーCCDハニカムEXR」を搭載! F200EXRは、2008年3月発売の「FinePix F100fd」の後継機だ。緩いカーブを描く独特のデザインを踏襲しているもの
富士フイルムは、新開発の撮像素子「スーパーCCDハニカムEXR」を搭載したコンパクトデジタルカメラ「FinePix F200EXR」を21日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万3,000円前後の見込み。本体カラーはブラックとシルバーをラインナップする。 2008年3月に発売した「FinePix F100fd」の後継にあたり、2008年9月発表の撮像素子「スーパーCCDハニカムEXR」を搭載する初の機種となる。 スーパーCCDハニカムEXRは、カラーフィルターの画素を斜め方向に配置するC.I.C(Close Incline Coupling)を採用するCCDセンサー。同色の画素が隣接する形になるため、画素混合時の偽色を軽減できる。また、異なる感度を割り当てて撮影したデータを組み合わせ、ダイナミックレンジの広い画像を作ることも可能。 FinePix F200EXRでは新たに「
ひさびさにFinePixのFシリーズが面白い。富士フイルムのFinePixシリーズはオシャレ系デザイン重視フラットボディの「Z」、廉価版の「J」、高倍率ズームの「S」とあるけれども、中心となるのはやはりオーソドックススタイルで最新の技術を搭載する「F」シリーズ。 特に「FinePix F10」(以下、F10)で高感度コンパクトという新ジャンルを作り、「FinePix F31fd」(以下、F31fd)で実用的な顔認識機能を普及させた功績は大きかったが、他社が高感度時の画質を改善してきたとき、富士フイルムは画素数のアップに力を入れたこともあり、「FinePix F50fd」(以下、F50fd)は高感度時の画質で他社に迫られ、インパクトの弱い製品となっていた。 で、フルモデルチェンジして登場したのが「FinePix F100fd」(以下、F100fd)である。高感度時の画質は評価の高かったF31
富士フイルムから、コンパクトデジタルカメラ「FinePix F100fd」が発売された。「FinePix F50fd」(2007年9月発売)の後継機で、「FinePix誕生10周年記念モデル」を謳う機種でもある。 撮像素子に1/1.6型の有効1,200万画素スーパーCCDハニカム VIII HR、画像処理エンジンには「リアルフォトエンジンIII」が搭載され、従来比4倍のワイドダイナミックレンジを実現し、白トビを抑えることが可能だ。 また、新開発のノイズリダクション機能を搭載し、フル解像度(4,000×3,000ピクセル)で最高感度がISO3200に向上。画素混合により、300万画素(2,048×1,536ピクセル)ではISO6400とISO12800での撮影が可能だ。動画は最大640×480ピクセル、30fpsのモノラル音声付き。記録形式はMotion JPEG(AVI)となっている。 従
従来比400%――FinePix F100fd「ワイドダイナミックレンジ」(前編):あのデジカメ、ココが気になる 昔からいわれてきたデジタルカメラの弱点に「ダイナミックレンジの狭さ」があった。この場合のダイナミックレンジとは、端的に言うと撮影できるもっとも明るい部分ともっとも暗い部分の間の範囲を指すが、同じシーンでフィルムカメラとデジカメを撮り比べると、同じ明るさでもデジカメの方が白トビ/黒ツブレすることが多い、ということになる。 最近はこれを解消するために各社とも力を入れているが、富士フイルムは新モデル「FinePix F100fd」などで「従来比400%のワイドダイナミックレンジ」をうたっている。この「ワイドダイナミックレンジ」がどういったものか調べてみた。 ダイナミックを400%に拡大してより美しい写真を F100fdのダイナミックレンジ拡大機能は、富士フイルムによれば「シーンの明暗
・コンパクトな光学5倍ズームモデル ・広角側28mm相当からのワイドズーム搭載 ・CCDシフト式の手ブレ補正機能 ・従来比4倍のダイナミックレンジ ・最高感度ISO12800 ダイナミックレンジを従来比4倍にまで広げたことで注目を浴びている「FinePix F100fd」。本機は、同社のデジタルカメラ「FinePix」の誕生10周年記念モデルとして発売された。高機能コンパクト「FinPix F」シリーズの最新モデルで、「FinePix F50fd」の上位機に当たる。 撮像素子には有効1200万画素となる新開発の「スーパーCCDハニカムVIII HR」を搭載。同じく新開発となる画像処理エンジン「リアルフォトエンジンIII」との組み合わせで、従来比4倍となるダイナミックレンジを実現した。白飛びや黒つぶれに強くなったほか、最高ISO感度も向上。フル画素記録ではISO3200までに対応し、記録画素
今週は、2008年3月15日発売の富士フイルム「FinePix F100fd」の実写画像を掲載した。同機は、有効1200万画素の撮像素子「スーパーCCDハニカムVIII HR」を搭載する「Fシリーズ」の最上位モデル。厚さ2.34cmのスリムボディーにもかかわらず、レンズ焦点距離が28~140mm相当の光学5倍ズームレンズを内蔵する。ダイナミックレンジが従来比400%に拡大している点も魅力だ。実際に撮影した印象は、Fシリーズの最上位機種ということもあり高画質。彩度はやや高めな印象を受けた。低感度でのノイズは少なく、ISO400~800までは常用で使えそうだ。ISO800や1600となるとさすがにノイズが出るものの、解像感は失われていない。今回掲載した拡大画像はすべてオリジナルデータとなるので、F100fdの実力をじっくり見定めてほしい。
富士フイルムは1月24日、デジタルカメラ「FinePix」シリーズの誕生10周年記念モデル「FinePix F100fd」を発表した。3月中旬から販売を開始する。価格はオープンで、市場想定価格は4万5000円前後。 2007年8月に発売した「FinePix F50fd」の後継機で、「高画素・高感度に光学5倍ズーム、手ブレ補正、進化した顔認識と“全部入り”のコンパクトカメラ」(同社)。 1/1.6型の有効1200万画素「スーパーCCDハニカム VIII HR」と新画像処理エンジン「リアルフォトエンジンIII」との組み合わせにより、スーパーCCDハニカム HR を搭載した従来機種に比べて約4倍相当のダイナミックレンジを実現するという。「これにより白飛びや黒つぶれの少ない、階調表現に優れた写真に仕上げることができる」(同社)。 ダイナミックレンジ幅は100%/200%/400%の3段階調節が可能
富士フイルムは、コンパクトデジタルカメラ「FinePix F100fd」を、3月中旬に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は4万5,000円前後の見込み。 2007年8月に発売された「FinePix F50fd」の後継機種。薄型FinePixの最上位機種となる。同時発表のFinePix S100FSとともに、FinePix誕生10周年記念モデルと位置づけられる。 スーパーCCDハニカム HRの有効画素数は1,200万画素で、F50fdと同様だが、第8世代に進化。新開発の画像処理エンジン「リアルフォトエンジンIII」とともに、従来比4倍のワイドダイナミックレンジを実現し、輝度差の大きなシーンでも白トビを抑える。カメラが最適なダイナミックレンジを選択する「AUTO」のほか、ユーザーが100%、200%、400%のレンジ幅を設定できる。 また、新開発のノイズリダクション機能を搭載し
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