今年も春のビデオカメラ新モデルが出そろった。例年、春商戦に搭乗するモデルはファミリー向けを対象としたコンサバなモデルが多い傾向にあり、大胆な提案を行う商品は登場しにくいが、それでも各社製品を眺めていれば、今シーズンならではの傾向が透けて見える。 AV業界の最新情報や、独自の分析、インプレッションで定評のあるデジタルメディア評論家 麻倉怜士氏に聞く月イチ連載『麻倉怜士の「デジタル閻魔帳」』。今回はビデオカメラ2010年春モデルの傾向と、各社製品について考察してもらった。 麻倉氏: 昨年秋に述べたよう、ビデオカメラのAVCHD/フルHDはもはや当然として、今シーズンのモデルをみてみるとまずレンズの広角化が目に付きます(麻倉怜士のデジタル閻魔帳:ビデオカメラ最新製品、その傾向と課題)。これまではワイド端で40ミリ前後をスタートとする製品が多かったのですが、ソニーが「HDR-CX550V」などで2
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