長期国際分散投資の基礎知識http://diary.jp.aol.com/uvsmfn2xc/1047.htmlで、記しましたが、株式は一般にインフレに一番強い資産クラスです。 しかしながら、「株式がいつの世もインフレに一番強かったか?」というと、実際はそうでないときもありました。 具体的には、 1970年代、二度のオイルショック後のアメリカ経済は、当時の世界の新工場:日本や台湾の追い上げに遭って、大変な構造不況に見舞われて苦しんで苦しんで苦しみぬいていました。 1970年代のアメリカ経済やイギリス経済は、深刻かつ長い長〜〜〜〜いスタグフレーション(インフレが進む中で、全体の所得が伸び悩むこと)に苦しんだのです。 だからこそ、アメリカやイギリスは1980年代に入って、「小さな政府」を目指す構造改革を断行することが可能だったともいえます。 危機感の共有がなければ、構造改革なんても