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書評に関するhiroaki19のブックマーク (18)

  • 書評・最新書評 : 人間の本性を考える―心は「空白の石版」か 上・中・下 [著]スティーブン・ピンカー | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■遺伝特性を補う望ましい社会とは 人は最初は白紙状態で、環境や努力ですべてが決まるという思想は、ここ数世紀の不合理な差別撤廃や教育整備などに大きな役割を果たしてきた。でもこの思想には大きな問題がある。まちがってるんだもの。人間の相当部分は遺伝的に決まる——それがこのの主張だ。 著者のピンカーは人間進化の観点から言語や視覚を分析するハーバード大学の俊英で、科学解説書の名手としても高名だ。遺伝の重要性ならお手のもの。でも書のすごさは「人は最初は白紙」という過度の環境重視的な思いこみが有害だと明言し、その提唱者たちをなで切りにしたことだ。かれらの議論は真実から目を背け、問題の真の解決を遅らせてしまう、と。 たとえば暴力。人間は来は平和的だという説がある。暴力や戦争は文明の病であり、幼児体験や暴力的なメディアのせいで広まる、と。でも先住民族は実はどれもえらく暴力的だし、メディアと暴力もほとん

    書評・最新書評 : 人間の本性を考える―心は「空白の石版」か 上・中・下 [著]スティーブン・ピンカー | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 書評・最新書評 : 学歴分断社会 [著]吉川徹 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■大卒と非大卒に二分する境界線 「格差社会」は現代日を語るキーワードとなったけれども、格差とはなにか、それはどんな仕組みで生まれたのかが明確にされることはめったにない。書は格差論バブルの陥穽(かんせい)を突き、大規模社会調査に依拠して、大卒層と非大卒層とを境界づける「学歴分断線」こそが、人々の経済的豊かさやチャンスとリスク、希望などにおける格差現象の正体であることを一貫して暴く。 格差社会を読み解く視角として、下流社会論や希望格差論が主張され、学問的にも社会階層論や経済学的格差分析がすでに存在する。著者は学歴格差に着目するアプローチが、それらを含み込んだ包括的な説明枠組みとして優位にあることを、説得的に提示している。 高学歴化と学歴競争によって特質づけられる昭和の学歴社会は、平成に入って様相を変えた。18歳人口は減少し、大学の門は広く開かれた。にもかかわらず大学進学希望率は50%程度で

    書評・最新書評 : 学歴分断社会 [著]吉川徹 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 週刊ブックレビュー トップページ

    次回10月18日の書評ゲストは、北上次郎さん・東えりかさん・盛田隆二さんです。特集は、作家の諸田玲子さんをお迎えして、「美女いくさ」を中心にお話をうかがいます。 詳細は『放送予定』をご覧下さい。 『週刊ブックレビュー』では、お招きしたい特集ゲストのリクエストをお待ちしています。取り上げて欲しい理由なども添えて、ぜひお寄せ下さい。 また、今後登場予定の特集ゲストの方への質問なども受け付けています。ゲストにお呼びする方は、2回先の予定まで「放送予定」の欄でご覧いただけます。

  • 書評空間 : 東京大学(英米文学)・阿部公彦の書評ブログ

    阿部公彦 (あべ・まさひこ) 1966年生まれ。東京大学文学卒。ケンブリッジ大学PhD。 現在、東京大学文学部准教授。 著書に 『モダンの近似値』 (松柏社)、『即興文学のつくり方』 (松柏社)、『英詩のわかり方』 (研究社)、『しみじみ読むイギリス・アイルランド文学』 (松柏社)、『フランク・オコナー短編集』(翻訳 岩波書店)、『スローモーション考』 (南雲堂)、『英語文章読』 (研究社)、『小説的思考のススメ ― 「気になる部分」だらけの日文学』(東 京大学出版会)、『文学を<凝視する>』(岩波書店 サントリー学芸賞受賞)、バーナード・マラマッド『魔法の樽 他十二篇』(翻訳 岩波書店)、『詩的思考のめざめ ― 心と言葉にほんとうは起きていること』など。 ホームページはこちら>>> 連載は、「善意と文学 ― 語りの〝丁寧〟をめぐって」 (「Web英語青年」)など。 英米詩を中心に研究

  • 紀伊國屋 書評空間

    紀伊國屋 書評空間
  • 千夜千冊 目次

  • [書評]プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(マックス・ヴェーバー): 極東ブログ

    「プロテスタンティズムの倫理と資主義の精神」(参照)、通称「プロ倫」についてなにかを書こうと思うような日が来ようとは思いもかけなかった。「プロ倫」はただ百遍読めばいいのである。 しかし、馬鹿につける薬はないな、プロ倫を百遍読めとばかりも言えないかもしれないご時世でもある。ま、かく言う私自身がその馬鹿の部類でもあろうから、たまに恥をさらしておくのもいいだろう。 とはいえ、このがなんであるかについてはさすがに省略する。ブログを書く手間はあるが、プロ倫を解説する手間はさすがにない。なので、いくつかティピカルなポイントだけ簡単に記しておく。 カルヴァン的なプロテスタンティズムの「神の選びの教義」とは何か これを、「神が現世における人間の努力やその成果によって人間を選別し、勝利者を救済し、弱者を地獄に落とす」と理解している人は、およそ社会学なり現代社会・政治を論じるに足りない。昔なら、岩波文庫で

    hiroaki19
    hiroaki19 2010/02/01
    プロ倫におけるよくある誤解を指摘してある。文庫の訳者解説と併せて読むと良いかも。
  • honnomushi.com - Domain Name For Sale | Dan.com

    Buyer Protection Program When you buy a domain name at Dan.com, you’re automatically covered by our unique Buyer Protection Program. Read more about how we keep you safe on our Trust and Security page. Next to our secure domain ownership transfer process, we strictly monitor all transactions. If anything looks weird, we take immediate action. And if the seller doesn't deliver on their part of the

    honnomushi.com - Domain Name For Sale | Dan.com
  • asahi.com - BOOK - 書評 - 評者一覧

    07年度までの書評委員北田暁大(東京大学准教授・社会学)小林良彰(慶應大学教授・政治学)斎藤美奈子(文芸評論家)酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)高橋伸彰(立命館大学教授・日経済論)高原明生(東京大学教授・東アジア政治)巽孝之(慶應大学教授・アメリカ文学)野口武彦(文芸評論家)山下範久(立命館大学准教授・歴史社会学)渡辺政隆(サイエンスライター) 06年度までの書評委員池上冬樹(文芸評論家)角田光代(作家)小池昌代(詩人)最相葉月(ノンフィクションライター)陣内秀信(法政大学教授・建築史)中条省平(学習院大学教授・フランス文学)野村進(ジャーナリスト・拓殖大学教授) 05年度までの書評委員青木昌彦(米スタンフォード大学名誉教授=比較制度分析)加藤千洋(社編集委員)苅谷剛彦(東京大学教授=教育社会学)佐柄木俊郎(ジャーナリスト)高橋源一郎(作家)天外伺朗(作家、名・土井利忠=

  •  東浩紀『クォンタム・ファミリーズ』 - 西東京日記 IN はてな

    東浩紀の小説なんだけど、これは面白い! イーガン的な量子力学を使った多重世界を舞台に、村上春樹から赤木智弘から秋葉原事件からエロゲーからP・K・ディックから郊外論からベーシック・インカムからセカイ系と決断主義から私小説的なものまで、近年、東浩紀が言及したものがすべて詰め込まれている小説。それでいて、小説としてかなりスマートにまとまっている。正直、予想以上にうまいです。 これだけいろいろなものを詰め込んで、なおかつ、小説としてのまとまりや読みやすさを失わない小説家というと、海外だとリチャード・パワーズあたりでしょうか? 反論も当然ありそうですが、個人的にはこの『クォンタム・ファミリーズ』を読んで、リチャード・パワーズの小説を思い起こしました。 35歳の芥川賞候補作家の元に届いた2035年からのメール。 そこから始まる、ありえたはずの自分、ありえたかもしれない家族、生まれたかもしれない子ども、

     東浩紀『クォンタム・ファミリーズ』 - 西東京日記 IN はてな
  • FrontPage - 読むまで死ねるかっ!

    1年ほどサボってましたが、再開してみることにしました。今日ようやっと倉橋由美子の初期の傑作『暗い旅』を読んだのですが、いやー、出してくれてありがとう、河出書房新社! 50年近く隔てた今読んでも、人の部分はあまり古さを感じない。それだけ進歩的な考え方の方だったんだなあ、と思うのだが。性を超越して同士であろうとした二人が、あまりにも精神的に似すぎていたために破綻してしまう。壊れてしまった愛を立て直そうと距離と時間の過去の軌跡を巡るのだが、それは更に「かれ」の不在をはっきりとさせてしまう――。オープンエンディングとも思えるラストが余韻を残します。んー、わたしは何となく、京都に残るのではないかと思ったんだけど、それは決して「あなた」にとってのハッピーエンドとは限らない。人が口にするのが分かるだけの「何か」を持った作品だと思いました。ちょっとした衝撃。 また、町田康の新作『宿屋めぐり』も読みました。

  • 本・書評 | 毎日新聞

    3月16日の毎日新聞朝刊「今週の棚」で掲載予定のの主なラインアップを紹介します。①伊藤亜紗さん評『失敗のクィアアート 反乱するアニメーション』(ジャック・ハルバースタム 著、藤一勇訳・岩波書店)②角田光代さん評『町の屋という物語 定有堂書店の43年』(奈良敏行著、三砂慶明編・作品社)③張競

    本・書評 | 毎日新聞
  • SYUGO.COM 3rd Edition エミール・ゾラとフランス文学のサイト

    【講読ノート新シリーズ】 千一夜物語 『千一夜物語』は9世紀の半ば、サラセン帝国の最盛期にその原形が作られたアラビア文学史上稀有の説話集である。18世紀にアントワーヌ・ガランのフランス語訳によってヨーロッパに初めて紹介されたこの物語は、フランスの人々にイスラム世界の再発見を促し、その後も多くの作家たちに影響を与え続けてきた。 (マルドリュス版・佐藤正彰訳に準拠)

  • 書評・ブックレビュー検索エンジン

    ( 1 ).探したいの「タイトル」や「著者名」、「ISBNコード」などを画面上部の「検索窓」に入力します。スペース区切りで、複数のキーワードを指定することもできます(例:「女性の品格」、「女性の品格 坂東 眞理子」など)。 ( 2 ).利用したいサイトを選んで、サイト名の隣にある「検索」ボタンを押します。 ※「G検」は、グーグルのサイト検索機能(site:)を使った、サイト内検索処理になります。 ( 3 ).画面が切り替わって、「検索結果」が表示されます。「新規」のチェックボックスにチェックを入れると、検索結果が別ウィンドウに表示されます。複数のページを開いて、検索結果を比較したい場合は、「新規」にチェックを入れると便利です。

  • 書評家&ライターによる書評が満載。書評の楽しみを考える【Book Japan】

    2013/08/16[新着書評] 『きことわ』朝吹真理子 評者:千三屋 2013/08/15[新着書評] 『テルマエ・ロマエⅥ』ヤマザキマリ/「1~3巻は大傑作、4~6巻は残念な出来」 評者:新藤純子 2013/06/19[新着書評] 『高円寺 古酒場ものがたり』狩野俊 評者:千三屋 2013/06/18[新着書評] 連載「週末、たまにはビジネス書を」第11回 『くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ』熊県庁チームくまモン 評者:蔓葉信博 2013/05/12[新着書評] 『フィフティ・シェイズ・ダーカー(上・下)』ELジェイムズ 評者:日向郁 2013/04/04[新着書評] 『クラウド・アトラス』デイヴィッド・ミッチェル 評者:千三屋 2013/03/15[新着書評] 【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」 第10回 『投資家が「お金」よりも大切にしていること

  • トート号航海日誌(読書録)

  • すみ&にえ「ほんやく本のススメ」

    すみません、このところ更新を怠っちゃってます。まあ、でも、メイン掲示板で他のほんやく好きの方々と情報交換してくださったり、読んだの感想書いてくださったり、 それ以前のまとめ図書室で過去の紹介をちょこっと参考にしていただいたり、ベスト掲示板で他の方のオススメをチェックしていただいたり、 古典掲示板で半年後、一年後にレスがつくかもしれない古典文学議論に参加してくださったりしていただけると嬉しいです。私たちもそのうち戻ります。というか、たまに掲示板にレスぐらいは書きますとも。ではでは、ごゆっくり~。

  • 『海辺のカフカ〔下〕』 村上春樹 | 新潮社

    海外で活躍する、あるいは認められる人間を呼ぶ時、日人はその名の前に「世界の」という言葉を置きたがる。 では、村上春樹はどうか。90年代初頭、アメリカの数ある文芸出版の中でもトップクラスに位置する、クノップフ社から英訳が刊行されるようになって以来、着実にムラカミ・ファンは増加傾向にある。過去、有名作家の小説を世に送り続けた雑誌「ニューヨーカー」では、自作の短編がしばしば掲載され、英訳の最新刊『海辺のカフカ』は、ジョン・アップダイクが書評を手がける、と条件が揃えば、「世界のMurakami」と呼んでも差し支えないように思える。しかし、そうした呼び名に、僕は違和感を覚える。日増しに認知度が高まり、アメリカの一般書店の棚に、彼の小説を見かけるのは日常となった今でさえ、いや、今だからこそ、ためらいを感じてしまう。 その理由を話す前に、村上春樹についての、アメリカ人作家の反応をここで紹介しよう。20

    『海辺のカフカ〔下〕』 村上春樹 | 新潮社
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