サブスクリプション(以下、サブスク)ビジネスは、従来の「作り込まれた完璧な商品を売る」モデルとは異なったものとなり、それに伴ってサービスや企業の財務指標など、あらゆるものが変化する。 Zuoraはサブスク型のビジネスに最適化したSaaS(Software as a Service)アプリケーションを提供するソフトウェア企業だ。日本に進出したのは2015年。同年は「Netflix」や「Apple Music」の日本版が始まった年で、「日本のサブスク元年」ともいわれている。 サブスクは、たった数年で世界のビジネスシーンを大きく変えてしまった。今後ますます加速する変革に、企業はどのような価値提供を目指していくべきか。Zuora Japan社長の桑野順一郎氏に語ってもらった。 「クレイジー」から一転、クラウドサービスの普及とともに急成長 Zuoraの創業者ティエン・ツォ氏は、salesforce.