チームメンバーに納得感をもって業務に取り組んでもらうにはどうすればいいか。経営コンサルタントの斎藤広達さんは「『もっと訪問件数を増やせ』といったあいまいな指示は、何も言っていないのと同じだ。具体的に何件なのか、もしそれが1日5件だとしたら、なぜ5件なのかを計算して具体的な数字で語ることで、現場は動き出せる。数字に強い上司なら、そのあいまいさを数字に落とし込み、『今月は目標まで○○万円足りていないから、最低でも○件受注を増やす必要がある。だから、訪問件数をあと5件増やそう』というように、誰もが理解できる共通言語に変換できる」という――。