なぜDevとOpsのコミュニケーションが重要になってきたのか 新野淳一氏(以下、新野):今までの議論の中で、アプリケーションの開発の人たちと運用する人たちは密接にコミュニケーションしなければいけないという話がありましたが、今の藤原さんのお話だと、設計にまで踏み込んでやらなければいけない。たぶんさくらインターネットの中でもそういうことが起きているような気もするんですけど、そういう人は意識的に育てていますか? 田中邦裕氏(以下、田中):それで言うと、現場任せというのが実情なんですね。とはいえ、やはり最近はラックの設計をする人とか、サーバの選定をする人とか、オーケストレーションのシステムを作る人とかが一緒に仕事し始めていますね。 以前はウォーターフォール型の開発みたいなものが整備されていたと思うんですよね。「こういうことなら、こういうサーバを用意してください」というように、それぞれの人が要件を決