スマートフォンの登場以降、メディアやコミュニケーションのあり方が大きく変化している。そんな中、生活の知恵が集まるハウツーサイト「nanapi」やスマホQ&Aアプリ「アンサー」を運営して注目を集めているのが、「けんすう」こと古川健介さん率いる(株)nanapiだ。新しい事業を創出し急成長を目指す“スタートアップ”にとって、広報活動はどんな意味を持つのか。またこれからのコミュニケーションはどう変わっていくのか。古川さんに話を聞いた。 様々な知見や役立つ情報を 外へ出していく企業文化 Qまず、広報の体制について教えてください 専任の広報はおらず、取材対応などの窓口として、マーケティング部門に兼務の形で広報担当を置いています。 だからといって、広報活動を重んじていないというわけではなく、情報の社外への発信ということは常に意識しています。私、あるいはテクノロジーの責任者であるCTOが、新聞や雑誌、W