「経済学は突き詰めるとインセンティブの学問だ。つまり、人は自分の欲しいものをどうやって手に入れるか、とくに他の人も同じものが欲しいと思っているときにどうするか、それを考えるのが経済学だ。経済学者はインセンティブが好きである。インセンティブを考えたり導入したり、研究したりいじくり回したり、そういうことを喜んでする。典型的に、経済学者はインセンティブの仕組みをうまく作れるだけの自由があれば解決できない問題はこの世に何一つないと思っている。解決策は美しくないかもしれない――弾圧やとんでもない罰によるものだったり、あるいは市民の自由を侵害するものだったりするかもしれないーーが、元の問題自体は確実に解決できる。インセンティブは銃弾であり、てこであり、鍵である。ほんのちょっとしたことだが状況を変えてしまえる大変な力を持つ。」(p.20) ヤバい経済学 [増補改訂版] 作者: スティーヴン・D・レヴィッ
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