日本連盟関係者は22日、報道陣に「取材は競技のことだけでお願いします」とくぎを刺した。浅田のライバル・金ヨナの事務所関係者も金が話す直前、競技以外のことは話さない旨を伝えた。双方が神経質になる“場外問題”があるからだ。 事の発端は14日。韓国のテレビ局SBSは金のインタビューを放映した中で、2月の四大陸選手権の試合直前練習で金が日本選手から進路妨害を受けたと報じた。韓国内では、ファンを中心に大きな波紋を広げた。 一方、週明けの16日からは、日本連盟にファンからの抗議が毎日、メール50通以上、電話約20本のペースで殺到。「選手を守れないのか」「なぜ抗議をしない」などの厳しい声が次々と届き、状況は看過できないところまで発展していた。 日本連盟は「韓国連盟または金選手から抗議を受けたり、国際スケート連盟から警告を受けた事実もない」などとする異例の声明を発表。韓国連盟に対して事実関係の調査と解明を