【ワシントン=犬塚陽介】米国人は偉大なゴルファーを許すのか、許さないのか。米メディアは19日、不倫騒動で謝罪会見を開いたタイガー・ウッズ選手に焦点を当て、謝罪のあり方や今後の展望について論じた。 「彼にとって大きな問題は、不貞について言葉を発するのに、(騒動から)3カ月もかけたことだ。しかも会見では、(質問を受け付けないという)制限まで設けた。謝罪会見のエチケットとして論外だ」。CNN(電子版)は会見のあり方をこう批判した。 取材を許されたのは、ロイター通信、AP通信、ブルームバーグの記者だけ。ウッズ選手は「申し訳ない」「二度と同じ過ちは繰り返さない」と神妙に言葉を並べたが、記者の質問を一切、封じたことから、メディアから集中砲火を浴びている。 APは「自身のルールで取材に応じてきた『古いタイガー』のままだ」と揶揄(やゆ)。米シラキュース大学のリック・バートン教授も「事態を一時沈静化させよう