パイオニアは13日、10年3月期の連結純損益が830億円の赤字になりそうだと発表した。赤字は6期連続となる。リストラを進めるが、景気低迷で、撤退したプラズマテレビの減収分などを補えないという。 記者会見した小谷進社長は「2年後に600億円の社債の償還があり、400億円の資金調達を検討。あらゆる方策を検討中」としたうえで、公的資金による資本増強につては「申請の準備はしている」と話した。 09年3月期の連結決算は、売上高が27.8%減の5588億円、営業損益は545億円の赤字(前期は92億円の黒字)、純損失は1305億円だった。