三菱グループの資金援助でも難航必至のパイオニア再建の道 2010年2月16日(火)08:40 経営再建中のパイオニアは、この3月、三菱電機、三菱化学、ホンダと資本提携を締結する。3社が第三者割当増資に応じると、出資比率は筆頭株主のシャープ約11%に続き、三菱電機約5%(25億円)、ホンダ約5%(25億円)、三菱化学約1%(6億円)となる。 パイオニアのメインバンクである三菱東京UFJ銀行が金策に駆けずり回り、三菱グループの2社と親密先のホンダから出資を取り付けた。 とりわけ、三菱電機からカネを引き出した事実は重い。昨年7月、パイオニアと三菱電機がカーナビゲーション分野において業務提携を結んだ際には、三菱電機は、パイオニアの再建計画の達成に不信感を持ち、銀行団からの出資要請にも応じなかった経緯がある。 それでも資本参加を決めた背景には、パイオニアの2009年10〜12月期の連結決算にお