中鎖脂肪酸(MCT)サプリメントは、インスリン抵抗性の男性のTRLアポB-48およびVLDLアポB-100の体内動態に効果がない事が示された。 米国臨床栄養学会誌(AJCN) January 2014 vol.99 no.1 54-61 “Dietary medium-chain triglyceride supplementation has no effect on apolipoprotein B-48 and apolipoprotein B-100 kinetics in insulin-resistant men” 背景: 中鎖トリグリセリド(MCT)サプリメントは、膵炎の危険性のある重度の高トリグリセリド血症を有する患者を治療するために臨床医によって使用される。しかし、トリグリセリドに富むリポタンパク質(TRL)代謝に中鎖トリグリセリド(MCT)が及ぼす影響の根底にある潜在的
ワクチントークの青野さんから、抗インフルエンザ薬タミフルの使用期限延長のニュースをメイルしていただいたことを契機に、タミフル備蓄問題とデータ開示要求の関連を考えてみました。 中外製薬社は、今後製造分からカプセルは使用期限が7年から10年に延長、ドライシロップも7年に延長すると7月1日に発表しています。同日、厚労省は備蓄しているタミフルの3年間の延長を決めています。それならば、市場に流通しているタミフルも3年間の使用期限延長があってしかるべきですが、それについてのニュースはないようです。同じ製品が使用期限で3年間の違いがあるという異常な事態になっているわけです。中外と厚労省が同じ日に発表しているのは、厚労省との裏取引があったことを示唆しています。 客観的事実からは、中外とその親会社ロシュは、備蓄からの利益は3年間ないことになり、日本だけで約300億円の税金の節約、中外からいえば減益となります
今月、2014年1月の内科学会雑誌は肝がんの特集。 悪性腫瘍の診断は、病理標本での検索が基本である。同雑誌には病理写真掲載がの1枚のみであった。 生検・手術であれば、外科領域であるが、肝臓の正常組織も含めて、肝細胞癌の病理を記載する。 こちら。 伊藤隆:組織学。 肝臓の肉眼解剖 肝臓は、表面が外・内2層の被膜で包まれる。外層は腹膜であり、漿膜である。内層は線維性被膜である。線維膜は、肝門部から、脈管と肝管が肝臓内に進入し、そのまま肝小葉結合組織となり、実質を多数の肝小葉に分ける。 肝小葉は、1-2 mmの不規則な多角柱状を呈する。動物と比較して、ヒトでは小葉結合組織の発達は悪い。したがって、小葉の境界は不明瞭である。 小葉間結合組織は、グリソン鞘とも呼ばれる。 門脈と肝動脈から肝臓に流入する血液は、肝小葉内で混ざりあって中心静脈へと向かう。 *肝臓の栄養血管は、門脈が70%、肝動脈が30%
Q熱(Q fever)とは、人獣共通感染症のひとつ。リケッチアの仲間、Coxiella burnetii全世界(ニュージーランドなどの一部除く)で発生が見られる。Q熱の語源は、英語の「不明(Query)熱」に由来。日本でも年間20-30例程度のヒトの報告があるとされるが、慢性期のQ熱は疑わないと診断不可能だろう・・・ 演題: ・ポスターSession L-207 「Histopathology of the Abdominal Aortic Wall in Patients with Chronic Q Fever」 発表者: J. C. Hagenaars先生(ユトレヒト大学) 内容・結果: ・血清学と組織PCRで診断したQ熱によるAAAのサンプル。 ・全ての病変には動脈硬化性変化あり。 ・7例中4例は進行した壊死性肉芽腫性変化あり 結論: AAAの壁(aneurysmal abdomi
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日本の常識は世界の非常識で有名な尿酸治療の世界;痛風と関係なく、無症候性高尿酸血症(Asymptomatic hyperuricemia)への治療がなされる。 尿酸低下治療原理主義者たちだけが幅をきかす日本 これの是非に関するエビデンスに基づく議論が必要なはずだが、まともな議論がなされず、尿酸低下治療が唯一の痛風予防策のようなミスリードがなされる。実際に痛風に関する強い予測要素は、年齢、BMI、高血圧、コレステロール値、アルコール摂取であり、尿酸値がその予測要素とならないという報告もある。 閲覧者には、Medpage解説を冷ややかに見て欲しいのだが・・・ 痛風治療英国内住民調査がなされてる。 Medpage解説によると、痛風という「王様たちの疾患」は、現代では一般庶民の疾患となった。米国内では830万名、住民の3.9%の罹患率。20年間で約2倍となり、40年間では3倍、これは肥満罹患率の増
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Circulation Journal 1月21日付オンライン版より Rivaroxaban in Clinical Practice for Atrial Fibrillation With Special Reference to Prothrombin Time http://dx.doi.org/10.1253/circj.CJ-13-1380 【疑問】リバーロキサバン服薬時のプロトロンビン時間(PT)はどのように分布するのか? 【方法】 ・心臓血管研究所で2012年5月〜2013年7月までにリバーロキサバンを服薬した115人(非弁膜症性心房細動)のうちPTを測定した94人 ・(1)外来間者での任意の時間 (2)入院間者でのピーク時(服薬3時間後) (3)入院患者でのトラフ時(服薬直前)の3ポイントのPTを測定 ・試薬はリコンビプラスチン2G 【結果】 1)PT値は患者ごとあるいは
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