2016年9月10日のブックマーク (7件)

  • 細菌尿=尿路感染症ではない - つねぴーblog@内科専門医

    尿沈渣検査で細菌尿を認めるからといって尿路感染症となるわけではない。尿から細菌が検出されるが、特に症状を認めないことを無症候性細菌尿という。 無症候性細菌尿は若い健康的な女子でも5%ほど認められ、特に高齢者では40ー50%が無症候性細菌尿を認める。無症候性細菌尿は尿路感染症のリスク因子ではあるが、症状が何もない時点では抗菌薬治療などは必要ない(無症候性細菌尿に抗菌薬治療をしても尿路感染症になるリスクは変わらない)。 尿路感染症は基的に除外診断。臨床経過と尿検査や尿沈渣、検鏡などによる所見が尿路感染に合致していて更に他の感染巣が明らかでない時に尿路感染と診断できる。

    細菌尿=尿路感染症ではない - つねぴーblog@内科専門医
    hiromasai
    hiromasai 2016/09/10
    尿沈渣検査で細菌尿を認めるからといって尿路感染症となるわけではない。尿から細菌が検出されるが、特に症状を認めないことを無症候性細菌尿という。 無症候性細菌尿は若い健康的な女子でも5%ほど認められ、特に
  • 麻疹アウトブレイクとワクチン本数考 - 新小児科医のつぶやき

    ■麻疹定期接種率 厚労省HPの麻しん風しん予防接種の実施状況から2008年度から2014年度までの実績を掘り起こしてみました。 年度 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 1期 接種対象者 1099696 1091349 1091098 1080996 1076242 1051564 1047926 MR 1036271 1020829 1043815 1030193 1049423 1004521 1010193 麻疹単独 511 290 213 158 137 107 117 接種率 94.3 93.6 95.7 95.3 97.5 95.5 96.4 2期 接種対象者 1155479 1211024 1105035 1076327 1096271 1102300 1093665 MR 1060813 1034364 1023749 998884 102

    麻疹アウトブレイクとワクチン本数考 - 新小児科医のつぶやき
    hiromasai
    hiromasai 2016/09/10
    ■麻疹定期接種率 厚労省HPの麻しん風しん予防接種の実施状況から2008年度から2014年度までの実績を掘り起こしてみました。 麻疹なり風疹がアウトブレイクすると「日本の定期接種率が50%ぐらいしかなく・・・」式の論を
  • 尿定性検査(白血球、亜硝酸塩陽性)の意義の違い - つねぴーblog@内科専門医

    尿定性における白血球{WBC)陽性と亜硝酸塩陽性の意味 尿定性検査 ・白血球陽性→白血球のエラスターゼ酵素への反応をみるもの。尿中に白血球が存在する、つまり膿尿であることを示唆するが必ずしも尿路感染症であることを意味しない。 例えば虫垂炎、膵炎、尿路結石などでも偽陽性となる。 ・亜硝酸塩陽性→亜硝酸塩は細菌が硝酸塩を還元するときに生じ、細菌尿、尿路感染症を示唆する。が、細菌が硝酸塩を還元して亜硝酸にするのに4時間近くかかるので膀胱内に尿が停留する時間が短いと陰性になってしまう。また、亜硝酸を産生するのは腸内細菌であり、他の菌(緑膿菌、ブドウ球菌、腸球菌)などが原因の尿路感染症では偽陰性となってしまう。また、体内に摂取される硝酸塩自体が少ないと必然的に亜硝酸への変換量も少なくなるので偽陰性となる(例えば嘔吐、空腹、中心静脈栄養など) それぞれ確定診断に用いられるわけではないが、尿路感染症を疑

    尿定性検査(白血球、亜硝酸塩陽性)の意義の違い - つねぴーblog@内科専門医
    hiromasai
    hiromasai 2016/09/10
    尿定性における白血球{WBC)陽性と亜硝酸塩陽性の意味   尿定性検査 ・白血球陽性→白血球のエラスターゼ酵素への反応をみるもの。尿中に白血球が存在する、つまり膿尿であることを示唆するが必ずしも尿路感染症であ
  • 肺炎尿中抗原の感度と特異度 - つねぴーblog@内科専門医

    尿中抗原の感度と特異度 尿中抗原検査とは肺炎に感染することで尿に出る莢膜多糖抗原をイムノクロマトグラフィーで検出することで肺炎の有無を調べる検査方法。 肺炎球菌尿中抗原→感度:70%、特異度:80〜100% レジオネラ尿中抗原→感度:74%、特異度:99.1% {参考:感度と特異度からひもとく感染症診療のDecision Making} 尿中抗原検査の利点 ・特異度が高い(確定診断に有用) ・レジオネラの確定診断はほぼ尿中抗原しかない。 ・抗生剤使用後でも検出可能 ・15分程度で迅速に検査可能 尿中抗原検査の欠点 ・感度が低い(スクリーニングとしては使えない) ・偽陽性がある(肺炎治癒後も3ヶ月ほど陽性になる可能性がある)

    肺炎尿中抗原の感度と特異度 - つねぴーblog@内科専門医
    hiromasai
    hiromasai 2016/09/10
    尿中抗原の感度と特異度   尿中抗原検査とは肺炎に感染することで尿に出る莢膜多糖抗原をイムノクロマトグラフィーで検出することで肺炎の有無を調べる検査方法。   肺炎球菌尿中抗原→感度:70%、特異度:80〜100%
  • 喀痰の性状と原因菌@肺炎の診断 - つねぴーblog@内科専門医

    肺炎を疑うときに原因菌を調べる目的で喀痰培養を行う。 が、培養結果を待たなくてもある程度喀痰の色で原因を推定することが可能である。 ・鉄さび色→肺炎球菌 ・イチゴゼリー状→クレブシエラ ・オレンジ色→レジオネラ 肺炎球菌の喀痰(鉄錆色) 画像引用:http://www.slideshare.net/AbinoDavid/history-taking-14039185 クレブシエラの喀痰(イチゴゼリー様) 写真引用:Respiratory Tract Infections Flashcards | Quizlet レジオネラの喀痰(オレンジ色) 写真引用:Rosin Cerate: Bacteria can colour our insides!

    喀痰の性状と原因菌@肺炎の診断 - つねぴーblog@内科専門医
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    hiromasai 2016/09/10
    肺炎を疑うときに原因菌を調べる目的で喀痰培養を行う。 が、培養結果を待たなくてもある程度喀痰の色で原因を推定することが可能である。   ・鉄さび色→肺炎球菌 ・イチゴゼリー状→クレブシエラ ・オレンジ色→レ
  • 重症のCOPDで急性増悪を繰り返す場合はロフルミラストを考慮 (国内未承認です)

    Roflumilast: Phosphodiesterase-4阻害薬 ・PDE4阻害薬は気道内皮細胞内のcAMPを増加させ, 気道炎症を抑制する作用が期待できる. ・COPD group Dで使用が推奨されている. ・Roflumilastが米国では使用可能であるが, 日国内では未承認 M2-124, 125 trials: Roflumilastの効果を評価した2つのRCTs (Lancet 2009; 374: 685–94) ・40歳以上, 20 pack-yの喫煙歴, COPDの診断がされている患者で, FEV1≤50%, 過去1年間でステロイド投与もしくは入院加療が必要な急性増悪を1回以上経験している患者を対象. ・COPD治療に加えて, Rofluminalst 500µg/d vs Placebo群に割り付け, 52週間継続. 母集団

    重症のCOPDで急性増悪を繰り返す場合はロフルミラストを考慮 (国内未承認です)
    hiromasai
    hiromasai 2016/09/10
    Roflumilast: Phosphodiesterase-4阻害薬・PDE4阻害薬は気道内皮細胞内のcAMPを増加させ, 気道炎症を抑制する作用が期待できる.・COPD group Dで使用が推奨されている.・Roflumilastが米国では使用可能であるが, 日本国内では未承認M2-124, 125
  • 欧州で脂質管理GL改訂 : 葦の髄から循環器の世界をのぞく

    9月10 欧州で脂質管理GL改訂 欧州で脂質管理GL改訂、米と一線画す Treat to Targetを維持 https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0902504578/ (MT 2016.9.2) 目標値の設定で管理の個別化しやすく 改訂GLでは、従来通りCVDや糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、家族性高コレステロール血症のない40歳以上の無症候の男女に対し、SCORE(Systematic Coronary Risk Evaluation)などの評価ツールを用いて致死性CVDの10年リスクを算出することを推奨。 全体的な心血管リスクの程度は、既にCVDや高血圧などの危険因子を伴う糖尿病、進行したCKDがある患者やSCOREによる致死性CVDリスク10%以上の者が該当する「極めて高リスク」からSCOREによる致死性CVDリスクが1%未満の「低リスク」

    欧州で脂質管理GL改訂 : 葦の髄から循環器の世界をのぞく
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    hiromasai 2016/09/10
    欧州で脂質管理GL改訂、米と一線画す Treat to Targetを維持 http://ift.tt/2cgwzqj (MT 2016.9.2) 目標値の設定で管理の個別化しやすく 改訂GLでは、従来通りCVDや糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、家族性高コレステロール血症のない40歳以