福島県楢葉町で、東日本大震災に伴う原発事故の除染作業で取り除かれた汚染土の仮置き場(2015年7月16日撮影)〔AFPBB News〕 先日、大阪府寝屋川市の男女中学生が殺害された事件の容疑者が南相馬市で除染作業を行っていたことが報道され、物議を醸しました。それをきっかけに「除染中止を求める声が高まっている」というニュースも流れています。 しかし、実はこの事件の報道が起きる前から福島県内では作業員による危機感は強く存在していたのです。特に、子供の通学路の近くに作業者向けプレハブ住宅が建つことに強い不安を感じる親御さんは少なくありません。 「やっぱりその周りの路上だけタバコの吸い殻とかお酒の空き瓶とかが転がっているし、子供が帰るくらいの時刻には仕事を終えて戻ってきているし・・・。心配です」 先日の事件の後も、学校では、作業者向けプレハブ住宅の近くを登下校する子供は気を付けるように、という通達