今回の東京都知事選挙では、街頭演説の様子を切り取ったり、候補者陣営が配信した動画を切り抜いたりした動画がSNSで広く拡散されました。 候補者本人の公式アカウントと比べても、支援者らが発信した“切り抜き動画”が、はるかに拡散されている候補者も…。 一方で、専門家からはSNSならではの注意点を指摘する声もあがっています。
![“切り抜き動画” 再生回数が公式超えも 選挙にどう影響? | NHK](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6522c66d396a8d103dff865260fd0f64ed0f4937/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20240713%2FK10014507551_2407121820_0712193951_01_02.jpg)
学問をすると、自分が「違う人」になる 『論語』の「朝あしたに道を聞かば夕べに死すとも可なり」という言葉があります。朝学問をすれば、夜になって死んでもいい。学問とはそれほどにありがたいものだ。普通はそう解釈されています。でも現代人には、ピンとこないでしょう。朝学問をして、その日の夜に死んじゃったら、何の役にも立ちませんから。 私の解釈は違います。学問をするとは、目からウロコが落ちること、自分の見方がガラッと変わることです。自分がガラッと変わると、どうなるか。それまでの自分は、いったい何を考えていたんだと思うようになります。 前の自分がいなくなる、たとえて言えば「死ぬ」わけです。わかりやすいたとえは、恋が冷めたときです。なんであんな女に、あんな男に、死ぬほど一生懸命になったんだろうか。いまはそう思う。実は一生懸命だった自分と、いまの自分は「違う人」なんです。一生懸命だった自分は、「もう死んで、
1979年生まれ。京都大学経済学部卒業。国会議員秘書を経てプレジデント社へ入社、プレジデント編集部配属。経済誌としては当時最年少でプレジデント編集長就任(2020年1月)。2021年7月に独立。現在に至る。 Twitter → https://twitter.com/ogurapunk CONTACT → https://k-ogura.jp/contact/ 「超一流」の流儀 ビジネス界を中心に各界の「超一流」の言動にスポットを当て、ビジネスパーソンの仕事に生かせる「超一流ならではの流儀」をお届けする。 バックナンバー一覧 「よそ者・若者・バカ者」が組織や社会を変えるという話を見聞きしたことがある人は多いだろう。実は、「経営の神様」と称された稲盛和夫氏も意識して「よそ者・若者・バカ者」を活用していた。必要に迫られて行った部分もあったようだ。そこで今回は、稲盛流・人材活用術を探ってみよう。
「よそ者・若者・バカ者」が組織や社会を変えるという話を見聞きしたことがある人は多いだろう。実は、「経営の神様」と称された稲盛和夫氏も意識して「よそ者・若者・バカ者」を活用していた。必要に迫られて行った部分もあったようだ。そこで今回は、稲盛流・人材活用術を探ってみよう。(イトモス研究所所長 小倉健一) ● イノベーションを起こす人材は 「よそ者・若者・バカ者」論は本当か 組織のイノベーションを起こす人材の条件として、「よそ者・若者・バカ者」だという話をよく聞く。停滞気味の会社を活性化させたい経営者などが、よく使うイメージがある。 日本経済新聞でも最近の記事(2023年1月9日)で、「過去の定石が通用しないパラダイムシフトに向けて、世界をどう組み替えるのか。俗に、革新は『若者、バカ者、よそ者』が起こすといわれる。旧弊に縛られず、自由な発想ができるからだ。若い力に経路依存の打開を期待したい」と言
イェール大学アシスタント・プロフェッサーの成田悠輔氏(38)の発言が物議を醸している。成田氏は以前からワイドショーなどで極端ともとれるような言動を繰り返しており、問題の発言は2021年12月に配信された『ABEMA Prime』で高齢化社会の対応策について私見を述べたときのこと。これが今になって拡散されたかたちだ。 【写真】三浦瑠麗、国葬参列の際に炎上した“露出多め”シースルー喪服姿 《僕はもう唯一の解決策ははっきりしていると思っていて。結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなものではないか……》 続けて、 《僕はこれを大真面目に言っていて、やっぱり人間は引き際が重要だと思う。別に物理的な切腹ではなくて、社会的な切腹でもいい。過去の功績を使って居座り続ける人がいろいろなレイヤーで多すぎる。これがこの国の明らかな問題》 と持論を述べている。 この発言の拡散に反応したのは日本、というよりも世界
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(1)インターネット上での情報流通の特徴と言われているもの 米国の法学者サンスティーン(2001)5はネット上の情報収集において、インターネットの持つ、同じ思考や主義を持つ者同士をつなげやすいという特徴から、「集団極性化」を引き起こしやすくなる「サイバーカスケード」という現象があると指摘した。 集団極性化とは、例えば集団で討議を行うと討議後に人々の意見が特定方向に先鋭化するような事象を指す。討議の場には自分と異なる意見の人がいるはずなので、討議することで自分とは反対の意見も取り入れられるだろうと思われるが、実際に実験を行ってみると逆に先鋭化する例が多くみられた6。 「カスケード」とは、階段状に水が流れ落ちていく滝のことであり、人々がインターネット上のある一つの意見に流されていき、それが最終的には大きな流れとなることを「サイバーカスケード」と称している。 こうしたもともとある人間の傾向とネッ
「ツイッターで見た」計算社会科学という学問があります.社会科学にコンピュータサイエンスを導入して,これまでにない分析を行おうという学問です.最近日本でも計算社会科学会が発足するなど今盛り上がっている研究分野です. そんな計算社会科学の分野で扱われる課題の一つに,ソーシャルメディアによる社会の分断の分析があります.アメリカ大統領選や新型コロナ禍でフェイクニュースを目にする機会が多くなりましたが,フェイクニュースや偏った情報の取得は,人々を分断させ社会を混乱させると言われています. 分断を生み出す要因の一つが,エコーチェンバー現象にあると言われています.これは,ソーシャルメディアなどでは自分と似たような価値観を持つ人とつながりがちであり,自分の意見をいうと周りから「そうだそうだ」と同意を得られ,自分の意見が社会全体の意見のように見えてしまう現象をいいます.実際にはソーシャルメディアで可視化され
このアプリについて ツイッターなどのSNSは,似たような仲間と楽しいコミュニケーションを行うことができます. その一方で,似たような意見の人が集まることによって,自分の意見が一般的かどうかを見失ってしまう可能性があります. そのような状態をエコーチェンバーの中にいると言い,社会とかけ離れた意見を持ったり,社会の分断のきっかけになったりすることがあります. そこで,自分がどのくらいエコーチェンバーの中に入ってしまっているのかを客観的に評価するためのシステムが,エコーチェンバー評価システムβ版です. 自分のタイムラインに表示される意見がどの程度一般から乖離しているのかを可視化しています. エコーチェンバー度 このアプリでは,どの程度エコーチェンバーの中にいるかを,タイムライン上の偏りから可視化します. もし,幅広いタイプのユーザのツイートがタイムライン上に存在すれば,エコーチェンバーの中にはい
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