任期満了に伴う兵庫県知事選は18日に投開票され、無所属新人で元大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43)=自民党、日本維新の会推薦=が、無所属新人で元副知事の金沢和夫氏(65)らを破って初当選した。井戸敏三知事(75)の5期20年に及ぶ県政の「刷新」か「継承」かが争点となり、県民は「刷新」を訴える斎藤氏を選んだ。自民は分裂による支持基盤の立て直しに課題を残し、初参戦した維新は秋までにある衆院選に弾みをつけた。投票率は41.10%(前回40.86%)。 兵庫県では1962年から4代続けて官僚出身者が副知事を経て知事に選ばれており、県議会最大会派の自民党県議団は金沢氏を支援した。だが県議団の一部は繰り返される「禅譲」の形に反発し、会派を離脱して斎藤氏を擁立。県選出の国会議員も加わり、維新とともに斎藤氏を推した。立憲民主、国民民主両県連は金沢氏を支援し、公明党は自主投票とした。
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