オクラホマ州クッシング市は、アメリカの原油先物市場NYMEXの原油の受け渡し場所です。アメリカは国土が広いため、原油輸送にはパイプラインが広く用いられており原油生産地からの多くのパイプラインがクッシングまで延びています。もちろん、ここが原油の行き着くゴール地点ではなく、シカゴやニューヨークなどの大消費地まで繋がっています。 原油先物市場の参加者の行動パターンを考えてみましょう。これにより、クッシングの在庫の多寡が需給を反映する鏡であることが見えてきます。主な参加者は、原油の生産者、需要家、投機家(ファンドも投機家)です。 生産者:今後、値下がりすると考えている原油の生産者がいるとしましょう。この生産者は値下がりリスクをヘッジするために先物市場で先物を売ります。例えば原油先物が50ドルのとき先物を売っておけば、自分が生産している原油価格が40ドルに値下がりしても、先物の下落分が利益になります
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