僕が勤務する会社は、建設業界にぶらさがっている弱小製造業なんだけれども。 自治体が発注する建設工事物件の入札時には、一つの物件に対し、何社もの建設会社から見積りの依頼がある。 そのほとんどは、建築設計図面に、自治体が作成している工事の内訳書を添付して大容量ファイル転送サービスのURLが記述されたメールで送られてくる。 自治体が作成した工事内訳は、紙に出力されたものをPDFファイル化しているらしく、見積りをする僕は、PDFファイルの中から自分に必要な部分だけを抜書きしてエクセルで見積りの内訳を作成する。面倒な仕事だけれども、一度エクセルに入力すれば、その内訳は複数の建設会社への見積りとして活用できる。 ところが、たまに、その建設会社独自に作成した見積り内訳を、ファクシミリで送ってくるケースがあって、これが非常に厄介モノだ。おそらくは、複数の同業他社から同じ書式で見積りを提出させることで、価格