何かを精力的に一生懸命頑張っていた人が、ある日「燃え尽きる」ようにやる気がなくなり、動けなくなってしまう。このような状態を「燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)」と呼びます。 燃え尽き症候群は精神疾患として明確に定義されているものではなく、治療法なども確立されたものはありません。 しかし燃え尽き症候群に該当するような方は少なくないため、その治療法を間違えないように気を付けなければいけません。燃え尽き症候群の症状を表面的にだけ把握し、うつ病として薬物療法だけを行ってしまうようなケースもありますが、これでは治療が上手くいくはずもありません。 燃え尽き症候群は、燃え尽きてしまった経過が一番重要であり、そこにアプローチをしない事には根本の解決ははかれないからです。 今日は燃え尽き症候群の克服法・治療法などについて紹介します。 1.燃え尽き症候群のジレンマを理解する 燃え尽き症候群の治療をする