「都市はツリーではない」とクリストファー・アレグザンダーさんが言いました。1965年です。 この場合の「ツリー」は「木」ではなく「階層構造」の意味です。幹から太い枝に分かれて,その先に中くらいの枝が何本か出て,その先がさらに細い枝に分かれていくような関係性のこと。 図で表してみるとこんなイメージ。横から見たら樹形図,上から見たら線が交わらないベン図になります。 身近なツリー(階層構造)と言えば,パソコンのフォルダとファイルの関係です。 「○○プロジェクト」のフォルダの中に,「打合せ」や「写真」などのサブフォルダがぶら下がって,それぞれのサブフォルダの中に複数のファイルやさらに下の階層のサブフォルダが収まっている様子。 階層構造とは,大項目-中項目-小項目のように枝分かれしながら整理・分類されている構造です。すっきりしてわかりやすいです。 冒頭の「都市はツリーではない」とのアレグザンダーさん