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ブックマーク / news.kodansha.co.jp (2)

  • 月給100円、戦前はエグい格差社会! 「戦争歓迎」も納得の民衆史 講談社 今日のおすすめ

    “戦前”とはどのような時代だったのか……政治・経済・国際情勢など、いわば大文字とでもいえるような分析・研究は(立脚点の違い、視点の違いはありますが)数多くあります。このはそのような大文字ではなく、小文字のビビッドな生活情景・環境を、それもサラリーマン生活を中心に描いた世相史、民衆史とも呼べるものだと思います。 このをなによりユニークにしているのは岩瀬さんが、 ──戦前社会を現在とまったく継続性のない「別世界」扱いにするということは、やはり大きな間違いだろう。「別世界」扱いにするということは、好き勝手にイメージを描けるということにつながり、「戦前の人間は毅然としていた」とか「昔の学生は真剣に人生に向き合っていた」といった、いまひとつ根拠のわからない感覚的な言い分も鵜呑みにせざるをえないことになる。それを避けるためには、ミクロ情報を積み上げてみるしか解決策はない。── というモチーフを徹底

    月給100円、戦前はエグい格差社会! 「戦争歓迎」も納得の民衆史 講談社 今日のおすすめ
    hiroomi
    hiroomi 2018/01/23
    ”サラリーマンの大衆化は始まりましたがそれでも「就業人口の10%以下」(昭和4年の推計)でした”
  • 美しすぎる「暗号」のエロティシズム──人類数千年の叡智を1冊に 講談社 今日のおすすめ

    骨太な一冊だ。だいいち、見た目からして厚い。帯には「日暗号学の不朽の古典」とも謳(うた)われている。ある分野で金字塔とされる大著は得てして、門外漢にとっては退屈な話ともなりうるから、身構えてしまう人も多いだろう。しかし、書に限っては、まったくの杞憂。文系であれ、理系であれ、そんなことは関係ない。どちらにも門戸を開き、楽しい教養の旅とへ誘ってくれる好著となっている。 書が扱う「暗号」のフィールドがとにかく広いことに驚く。一般に、暗号の定義は「意思の伝達を第三者に秘匿すること、あるいはその方法」とされているようだが、著者はこれを額面通りには受け取らない。「コトバを知らないものにとっては、コトバの使用そのものが秘匿の効果をもっていた」のだから、「コトバ」はすでに暗号だというのが著者の「暗号」観だ。「万葉集」の表記法しかり、フレイザーの『金枝篇』に記された未開社会の神話・古代信仰おける名づけ

    美しすぎる「暗号」のエロティシズム──人類数千年の叡智を1冊に 講談社 今日のおすすめ
    hiroomi
    hiroomi 2017/08/12
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