はじめに 本記事では、Microsoft 社の「Azure Active Directory」(以後、Azure AD) を SAML の IdP として利用する際の簡易な設定方法を記載します。 SAML とは 「SAML (Security Assertion Markup Language) 」は、異なるドメイン間で認証情報を連携することで、「フェデレーション」方式の「シングルサインオン」(以後、SSO) を実現する標準仕様です。 OASIS が制定し、2.0 が最新バージョンです。 また、SAML では「Assertion(アサーション)」と呼ばれる、XML 形式のメッセージを扱います。 Assertion では、ユーザの認証情報、属性、認可されたユーザの権限といった情報を含みます。 シングルサインオンとは 1度のユーザ認証で複数サービスを利用できるようにする仕組みを「シングルサイン
