ドイツ連邦統計局の8月14日の発表によりますと、2019年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率(速報値、季節調整済み)は前期比でマイナス0.1%、前年同期比でプラス0.4%となり、いずれも第1四半期(1~3月)の成長率(前期比プラス0.4%、前年同期比プラス0.9%)を大きく下回りました。 この記事では、ドイツの2019年第2四半期GDPの数字と、ドイツ経済の見通し・不況の可能性について考えてみます。 輸出減がドイツ経済成長の足かせに 先日発表された2019年上半期(1~6月)の貿易統計でも見られた通り、ドイツの輸出は今年の春から急速に減速しています。 6月には前年同期比8%減という過去3年間で最悪の下げ幅を記録しています。この結果、上半期の輸出は0.5%増の6661億ユーロとほぼ横ばいに終わっています。 今回のプレスリリースでドイツ連邦統計局は詳しい数字は明らかにしていませんが、第2
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