[後編]900MHz帯はどうしても欲しい、基地局は2年で2万局を新設 ソフトバンクモバイル 取締役専務執行役員 兼 CTO 宮川 潤一氏 元々、AXGPはオフロード用の位置付け。だから、AXGPと同じ時分割方式(TD)を使うTD-LTEとの互換性確保にこだわった。これから主流になっていくLTEのチップセットを搭載した端末ならTD-LTEでも使える。その端末からAXGPを使えるようにすれば、本来はLTEで吸収すべきトラフィックを、新しいインフラを打つことなくオフロードできることになる。トラフィックオフロードが目的だから、ユーザーを引きつける仕組みとして、音声通信のときだけ3Gを使うように自動的に切り替える「CSフォールバック」は“must”の機能として提供する。 AXGPはようやくソフトウエアができあがってきた。世界でまだ誰もやったことがないことだから、さすがにいきなり商用サービスというわけ
ソフトバンクグループのWireless City Planning(WCP)は2012年1月18日、同社がインフラ展開する2.5GHz帯を使ったデータ通信方式「AXGP」についての説明会を開催した。AXGPのインフラ戦略に加えて、商用ネットワークを利用した実地デモなども披露した。 AXGPは、旧ウィルコムが推進していたデータ通信規格「XGP」を拡張した規格。帯域幅を10MHz幅から20MHz幅に拡張し、上り下りの非対称や多元接続方式にOFDMAに加えてSC-FDMAを追加している。その結果、下り最大速度は110Mビット/秒になり、中国やインドで導入の検討が進むTD-LTEと互換性が取れる仕様となった。 WCPは既にAXGPのインフラ展開を進めており、同社は2011年11月からネットワーク設備として商用サービスを開始したと位置付けている。ただし一般ユーザー向けにサービスを提供していないため、
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